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昨夜の2023ヴォルタ・アン・アルガルヴェ(Volta ao Algarve)第2ステージの最後は、標高1000m弱の山のスプリントとなった。そして結果は、
視聴者「やってしまいましたなぁ」
残念ながら勘違いでガッツポーズをしてしまったのが、クイックステップの22歳のベルギー人イラン・ファン・ワイルダー(Ilan Van Wilder )。その横でEF Education-EasyPostのマグナス・コルト・ニールセン(Magnus Cort Nielsen)が僅差で彼をかわしていた。
そんな残念すぎる結果に、ファン・ワイルダーは、
“It’s just a bit stupid, but what can you do now?”
訳「ちょっと恥ずかしいけど、しゃーないね」
情報源:‘Just a bit stupid’ – Van Wilder rues premature celebration at Volta ao Algarve
この最後のスプリントの局面で、ワイルダーは早めにスプリントをしかけていた。その理由は、自分よりもスプリント力のある選手が多いと考えていたからだ。ヨーイドンで一斉にスプリントをすれば勝てる可能性はない。
そしてその目論見は最後の最後まで上手くいっていた。だからこそゴールラインを越えるまさにその瞬間にガッツポーズをしたのだろう。
だがコーナー内側からしかけたマグナス・コルトが最後の瞬間に差し切っていた。
しかしワイルダーはせつない結果になってしまったこの日の走りについては、自身の調子の良さを実力をしっかり確認することができて今シーズンの自信につながったようだ。そして現時点では総合2位。1位はマグナス・コルト・ニールセンだが4秒差だ。
土曜日の第4ステージも山頂フィニッシュとなるが、今回より距離は短く、しかし斜度がきつい登りだ。そこでワイルダーがどれだけ我慢できるかがポイント。その次の最終日である日曜日は24kmの個人TTで、さほどTTを苦手としない彼なら総合の表彰台も狙えるか?