【男女平等】ついに春のクラシック戦線の賞金額が男女同額へ!
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いわゆる春のクラシック戦線の主要レースを主催するフランダース・クラシックが、その主催する6つのレース全てで今年から男女の賞金額を同じにすると発表した。次の公式ツイッターを見てほしい。
We’re #ClosingTheGap step by step. 🚴♀️ #FLCS #SetThePace https://t.co/Ln3GWZS6Qd pic.twitter.com/vejXDDZxFo
— Flanders Classics (@FlandersClassic) February 23, 2023
情報源:Flanders Classics offers equal prize money across all six Spring Classics races in 2023
そもそもフランダース・クラシックは2020年に男女平等の賞金額を実現しようという計画をスタートさせたが、イギリスとオランダを本拠とする世界的コンサルティング会社KPMGと提携することで、ついに今年にその実現に成功したわけだ。
フランダース・クラシック主催のレースの中で最も格式が高いのがモニュメントであるロンド・ファン・フランデレンだが、そのロンドにおいてはすでに昨年度から賞金総額は男女の同額の5万ユーロ(約714万円)となっていた。その額は今年も変わらないもよう。
そしてそのロンドでは優勝賞金が男女ともに2万ユーロ(約285万円)となる。ロンド以外のレースでは少し金額が下がるが男女同額となる。
これらの同団体主催レース6つ賞金総額はおよそ40万ユーロ(約5700万円)となるとのこと。
フランダース・クラシック側もコンサル企業のKPMG側も、こうした女子の賞金アップは「女子ロードレースの未来への投資」だと考えている。KPMGは「額面どうこうよりも象徴的な価値がある」と話す。
賞金額がアップすれば若い世代でも女子プロを目指す人間も増えるだろう。それは女子ロードの人気拡大にもつながる。人気増大はメディアへの露出の増大、そしてスポンサーの増加、女子ロードに投資される金額の増加へとつながる。