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今年念願のシクロクロス世界王者に帰り咲いたオランダの怪物マチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)。しかし、ロードレースにを再開してからはいまいちパっとしない走りのままだ。そんな今の現状について、マチューは、冬にシクロクロスをしたことが原因だと述べる。
情報源:Mathieu van der Poel questions cyclocross campaign after slow start to road season
マチューは「どんだけ金をもらっても、絶対にシクロ世界選手権を逃したくなかった」と話し、今冬の同世界選手権は彼にとって非常に価値の大きな大会だったと話す。そして実際にワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)に競り勝って世界王者になったわけで、そこに後悔はない。
だが、今のロードレースでの走りを考えるならば、シクロ世界選手権後から短期間でのロードレース復帰ということで、ロードレースのための準備・調整が足りていなかった旨を話す。忙しすぎたと。つまり、昨冬に世界選を目指してシクロクロスのレースをやっていなければ、じっくりとロードレースに向けたトレーニングができたはずという考えだ。
そんなマチューの目標の1つが今週土曜日のモニュメント第1発目、ミラノ~サンレモだがそれはシクロクロスでは絶対にありえない約300kmという走行距離。その「超距離」レースではそうした距離にプロでも慣れておく必要があると言われるが、現実的にマチューがそれに慣れる時間はない。
そこでマチューとしては、サンレモに向けてとにかく先日まで出場していたティレーノ~アドリアティコの疲れをしっかりと癒やし、十分に回復することに専念するようだ。