カンパニョーロから新軽量ホイールHyperon Ultraが登場。リムハイト37mmの万能ホイール
Share your love
昨日ロードバイク三大コンポメーカーの1つ、カンパニョーロ(Campagnolo)の新型スーパーレコードの話題を紹介したが、さきほどそのカンパから新型軽量ホイール「Hyperon Ultra」が発表された。次の公式PVを見てほしい。
カンパニョーロ海外公式サイト:Hyperon Ultra紹介ページ
情報源:Attention climbers, Campagnolo’s Hyperon Ultra is back as a 1,240g disc wheelset
目次
カンパニョーロ Hyperon Ultraの概要
CULTベアリングのリムハイト37mmの万能ホイール。2-Wayフィット版と、より軽量なチューブラー版もあり
ディスクブレーキ用カーボンホイールであるが、チューブラー版と、カンパ伝統の(?)2-Way フィット版(リム内部にニップルホールが無くリムテープ不要で、チューブレスとしてもクリンチャーとしても運用できる)の2種類が展開される。チューブラー派には嬉しい。
これまでの旧「Hyperons」はロープロファイルホイールとして存在していて、まさに昔ながらのクライマー用ホイールという感じだったが、この新作Hyperon Ultraは、リムハイトは37mmへ拡大。カンパが言うには、37mmという高さこそがどんなコースでも対応でき、速さと反応性とを兼ね備えた万能なリムハイトらしい。
2-Way フィット版の重量は前後あわせて1240gで、チューブラー版は1160g。リム内幅は21mm、リム外幅は27mm。もちろんハブにはCULTベアリングが使われる。
モノリス構造
このホイールには、カンパ独自のUltra-Light Carbon (H.U.L.C)という製造技術が使われている。通常多くのホイールは4ピース構造だが、このHyperon Ultraはつなぎめが1つしかない構造となっている。
非G3組
上の動画をみてもらうとわかるが、Hyperon Ultraにはカンパ伝統のスポークの組み方であるG3組にはなっていない。
しかしアシンメトリックな組み方は変わらない。使われているスポークは、楕円形の超軽量スチール製スポークで、フロントは21本、リアは24本
Aero Mo-Magニップルも採用
Hyperon Ultraのニップルについては、これまでもカンパが使ってきたAero Mo-Mag技術が採用され、ハブ内部に完全に埋め込まれる仕組みになっている。そのためスポークテンションの調整や、ニップルの取り出しには特殊な専用工具が必要となるわけだが、そのぶんエアロ性能と見た目の良さがアップする。
スポークテンション調整システム、Head-2-Bay
またHyperon UltraのハブにはHead-2-Bayというシステムも採用されている。これは、スポークの頭があえて微妙に動くようにする技術で、これによって過度のテンションがスポークにかかるのを防ぎ、スポークが切れにくくし、またパワー伝達効率の最適化が実現されるらしい。
価格やその他のスペック
価格は€3,650(約51万5000円)で3年保証あり。バイクと乗り手の重さが最大115kgまでOK。
使えるハブは次の3種類
- Campagnolo N3W™ body
- HG11 body
- XDR body
対応するスプロケカセットは次のとおり。
- Campagnolo 10/11/12速
- Shimano/SRAM 10/11速
- SRAM 12速
その他の詳細な情報はカンパ公式サイトでどうぞ。
カンパニョーロ海外公式サイト:Hyperon Ultra紹介ページ