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2022 uic グラベル世界選手権

UCIが批判の多かったグラベル世界選手権のスタート並び順に新たなポイント制による修正を導入

UCIがグラベル世界選手権のスタートの並び方を修正。新しいポイント制を導入へ

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昨年の10月に史上初の開催となったグラベル世界選手権。イタリアのヴェネト州で開かれた。そのときのハイライト動画がこちら。

ただこのレース後にスタートの方法について議論が沸き起こっていた。そしてそれを受けて今回UCIは、グラベル世界選手権のスタート方法を見直し、新たなポイントシステムを基準してスタートの並び方を決定することを発表した。UCI Gravel World Series(グラベルワールドシリーズ)公式Facebookの投稿を見てほしい。

情報源:UCI Gravel World Championships adjusts start grid rules after 2022 controversy

これまでの問題点

UCIグラベル世界選手権は、上の動画を見てもらうとわかるのだがそのスタートの最前列はロードレースのプロたちが並んだ。

これは初開催ということで、やはり知名度のあるロードレースのスター選手を最前列に並べることがメディアへ「映え」という観点でも重要だったからだろう。

ただ、シクロクロスのワールドカップのようなUCIグラベルワールドシリーズに参戦し、グラベルレースでポイントを稼いできた選手にとっては「え、なんで?」という感じだったろう。なぜグラベルレースを一度も走ってこなかった選手たちが、UCIのグラベルレースを走ってきた自分たちより前に並ぶのか。自分たちがグラベルワールドシリーズで稼いできたポイントは無価値なものだったのか、という感じだ。

ロードレースではスタートの並び順はあまり意味がないが、シクロクロスやMTBでは重要な要素。そして昨年のグラベル世界選手権でも最前列にいたほうが有利なコースとなっていた。

そして最前列にいたロードレースのスター選手、マチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)、ピーター・サガン(Peter Sagan)、グレッグ・ファン・アーベルマート(Greg Van Avermaet)たちが自慢の脚でかっ飛ばすわけで、その背後についていけなければそこで試合終了となる。

それゆえグラベル世界選手権でも「自分たちを最前列に並ばせろ」とグラベル界の選手が主張するのも当然だろう。

新たなポイント制導入

そこでUCIはグラベル世界選手権について、次のようなポイントを基準としたスタートの並び順へ変更するようだ。

  • UCIグラベルワールドシリーズでは各レースの上位25位までの選手を対象として、1位から順番に、200-180-160-150-140-130-120-110-100-90-80-70-65-60-55-50-45-40-35-30-25-20-15-10-5といったポイントを付与
  • 前年度のUCIグラベル世界選手権の上位25位の選手を対象として、1位から順番に、1000-750-600-500-450-400-350-300-275-250-225-200-180-160-140-120-100-80-70-60-50-40-30-20-10といったポイントを付与
  • ロードレース、マウンテンバイク(クロスカントリーとマラソン)、シクロクロスの選手については、それぞれのUCIランキングにおけるポイントを50%に減じて計算

もちろんポイントが多い選手ごとに前方から並んでいく。

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