【動画】2023パリ~ルーベの技術トレンド
2023パリ~ルーベで使われた技術トレンドとは?
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今年もトラブル続発で選手もファンも絶叫と大興奮の坩堝だった2023パリ~ルーベ。近年はロードバイクの開発・製造技術もあがり、またロードバイクのタイヤももはや28Cが普通になろうとしている時代。
そんな中で、かつてのパリ~ルーベのように、パリ~ルーベのためだけに開発されたバイクや技術が投入されることは以前に比べると少なくなっていると言われる。
それでもやはりメカトラがあたり前のレースということもあり、他のレースとは異なる工夫が見られる。今回はそんな2023パリ~ルーベで選手らが使った技術をまとめた動画をご紹介。
2023パリ~ルーベで使われた技術の13選
次の動画を見てほしい。
ここで紹介されている技術トレンドは、動画で登場する順番通りにリストアップすると次のようになる。
- タイヤ空気圧自動調整・管理システム(チームDSMのScope Atmoz、Jumbo-VismaのGravaa KAPS)
- パリ~ルーベでもエアロ(エアロロードバイク、エアロヘルメット、エアロスキンスーツなど)
- フロントにビッグギア(シマノの56tとかSRAMの54tとか)
- フロントシングル化
- 30mmや32mmといった幅広タイヤ。空気圧は3.3~3.5barなど。ただし、マチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)は28mmのVittoria Corsa Proを使用。
- 未発表のタイヤ(Specialized S-Works 新Mondoや、Schwalbeの石畳用新タイヤ)
- チューブレスタイヤ(ただし、ホイール崩壊やそれに起因する落車の場面が複数見られた)
- 一体型カーボンコクピット(ステムと一体化したカーボンハンドル)
- サテライトシフター
- ピーター・サガンは電動ではなく機械式11速デュラエース
- 走行中に締め直せるようアーレンキーをフレームやシートポストなどに貼り付け
- ボトルケージなど様々ところにグリップテープを使って滑りにくいように
- スポンサーではない企業の製品を使用。MaxxisがスポンサーのIsrael-PremierTechでも、Continental GP5000チューブレスを使っていた選手もいた。