ポガチャルの「勝ち方」が問題になる。レースディレクターの車がポガチャルをアシスト?2023アムステル・ゴールド・レース
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昨夜の2023アムステル・ゴールド・レースはポガチャルが約30km弱を独走して優勝。「またおまえのそれか」と思ったファンも大勢いただろう。
だが昨日のその「勝ち方」についてネット上で議論が巻き起こっている。
何が問題だったのかというと、ちょっと次のシーンを見てほしい。
🔥Hay polémica entre aficionados, periodistas y hasta ciclistas en activo por esta situación!
— NotiCiclismo ➡ 🇮🇹 #TotA (@Noticiclismo1) April 16, 2023
🤔Que opinan amigos, 🇸🇮Tadej Pogacar se ha beneficiado de este auto para ganar la 🇳🇱Amstel Gold Race? 🇳🇱 #AGR2023 #AGR23 #AmstelGoldRace #Noticiclismo #Ciclismo
pic.twitter.com/Bne89HR4Ur
この青い車は大会側レースディレクターの車だ。この場面の何が問題かわかるだろうか?
それは大会公式車輌がポガチャルのすぐ前を走っていることによって、まるでドラフティングをしているような構図となり、ポガチャルがスリップストリームの効果を享受できたのではないか、しかもその状態が長すぎたのではないか?という点だ。つまり、大会側がポガチャルをアシストしたと。そういう議論がネット上で沸き起こっている。
この件についてポガチャルはレース後にオランダメディアWielerFlitsでのインタビューで、「ちょっとレースディレクターの車は近すぎたね」と認めているが、同時に、「こういうのはレースではよくあることやし、自分はしっかり走るだけで、それ以上特にできることないしね。そんな長い間その状態が続いたとは思ってないけど」といったことを話している。
その時点でポガチャルは、2位になったチームEFのベン・ヒーリー(Ben Healy)を登りでつきはなして独走状態なわけで、しかも個人TTも強いので、たとえこんな状態にならなくともヒーリーが追いつけたとは思わないが、チームEFを率いるジョナサン・ヴォーターズ(Jonathan Vaughters)は「この行為は大会を不名誉なものにした」と大会側を批判、さらにUCIの前会長ブライアン・クックソンも「これは不可解でアカン」と述べている。