雪の1級山岳で波乱は?2023ジロ・デ・イタリア第7ステージの結果とハイライト動画
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さきほど終わった2023ジロ・デ・イタリア第7ステージは、JスポがYouTubeで無料配信してくれたおかげでそれを見ていた人も多かっただろう。チャット欄も盛り上がっていた。
そんな第7ステージは最後が残雪の1級山岳でのフィニッシュ。アンドレアス・レックネスン(Andreas Leknessund)はマリア・ローザを守れたか?そしてクイック・ステップはアシスト崩壊を免れ、レムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)を最後まで守りきれたか?総合争いの鍵を握るイネオスの波状攻撃はあったのか?
目次
第7ステージのコース
こちらの記事ですでに紹介したので見ておいてほしい。
ハイライト動画
新城幸也を先頭に2級+1級山岳へ突入
先頭3人は2級カラーシオ+1級グラン・サッソの上りに入りました、メイン集団が活性化、先頭を新城選手が牽引中!
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) May 12, 2023
Cycle*2023 ジロ・デ・イタリア 第7ステージ
【カプア 〜 グラン・サッソ・ディタリア】218 km(山岳 ★★★★)
〜YouTubeライブ配信!〜https://t.co/8QwR3C2Lyq#Giro #jspocycle pic.twitter.com/PZcmpF6jgh
これぞロードレース!羊の串焼き!
バティステッラがアロスティチーニを配っています🍖
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) May 12, 2023
トーマスが2日連続チェーン落ち…
Cycle*2023 ジロ・デ・イタリア 第7ステージ
【カプア 〜 グラン・サッソ・ディタリア】218 km(山岳 ★★★★)
〜J SPORTSオンデマンドでLIVE配信中〜https://t.co/HYeItUO9nC#Giro #jspocycle #ジロごはん pic.twitter.com/RvWiznB3rt
登りで遅れるマーク・カヴェンディッシュを助けるアスタナのサムエーレ・バティステッラ(Samuele Battistella)が、アロスティチーニを観客から受け取り、みんなおすそわけ。
アロスティチーニというのは羊の串焼きで、今年のジロのスタート地であるアブルッツォ州の名物らしい。今年のジロを象徴する食べ物?
こんなふうに観客からも様々なサポート(?)を得られるのがロードレースの伝統であり、醍醐味であり、良き文化である。最近はドーピングとかでいろいろ厳しい面もあるが。
なお、昔のロードレースはこんな感じで自由すぎる文化だった。
イタリア人が輝く!
3人の逃げはプロトンと5分以上の差をつけていたので、もう逃げ切りは確定。完全にプロトンは彼らをノーマークにして、省エネモード。あとはその3人の争い。
ダヴィデ・バイス(EOK)、シモーネ・ペティッリ(ICW)、カレル・ヴァチェク(COR)の3人でラスト400m!プロ初勝利はバイス!山岳賞首位へ!
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) May 12, 2023
Cycle*2023 ジロ・デ・イタリア 第7ステージ
〜J SPORTSオンデマンドでLIVE配信中〜https://t.co/HYeItUO9nC#Giro #jspocycle pic.twitter.com/2zTGTQiXex
イタリア人クライマーが優勝!ダヴィデ・バイス(Davide Bais)は終始最後まで3人の中で最も余裕がありそうだったので、彼が勝つだろうと思っていた人は多かっただろう。プロ初勝利がグランツール初勝利で、しかも山岳賞ジャージを獲得というすごい栄光を引き寄せた。頑張った甲斐があったというもの。
これで今大会のイタリア人のステージ優勝は第2ステージのジョナサン・ミラン(Jonathan Milan)に続いて2人目。山岳ステージでちゃんとイタリア人が勝ったので、イタリアのノルマを達成。一安心。
そして結局期待していたような総合争いの波乱は起きなかった。クイックステップも最後まで複数のアシストがレムコについていたし、イネオスやユンボも特に攻撃はしなかった。まだまだ第1週目ということでみんな省エネ優先というところか。
自分のチームが勝って歓喜あふれるアルベルト・コンタドール
昨夜のアルベルト・コンタドールさん#ロードバイク #ロードレース #GCNJapan #自転車 https://t.co/Sx1x4DoCEm
— ワイアードの豚@ロードバイク (@BikeNewsMag) May 13, 2023
レース全体のハイライト動画
結果
ステージトップ10
1 | Davide Bais | EOLO-Kometa | 1位との差 |
2 | Karel Vacek | Team Corratec – Selle Italia | 0:09 |
3 | Simone Petilli | Intermarché – Circus – Wanty | 0:16 |
4 | Remco Evenepoel | Soudal – Quick Step | 3:10 |
5 | Primož Roglič | Jumbo-Visma | ,, |
6 | Thibaut Pinot | Groupama – FDJ | ,, |
7 | Geraint Thomas | INEOS Grenadiers | ,, |
8 | João Almeida | UAE Team Emirates | ,, |
9 | Eddie Dunbar | Team Jayco AlUla | ,, |
10 | Christian Scaroni | Astana Qazaqstan Team | ,, |
総合トップ10
1 | Andreas Leknessund | Team DSM | 1位との差 |
2 | Remco Evenepoel | Soudal – Quick Step | 0:28 |
3 | Aurélien Paret-peintre | AG2R Citroën Team | 0:30 |
4 | João Almeida | UAE Team Emirates | 1:00 |
5 | Primož Roglič | Jumbo-Visma | 1:12 |
6 | Geraint Thomas | INEOS Grenadiers | 1:26 |
7 | Aleksandr Vlasov | BORA – hansgrohe | ,, |
8 | Tao geoghegan Hart | INEOS Grenadiers | 1:30 |
9 | Lennard Kämna | BORA – hansgrohe | 1:54 |
10 | Damiano Caruso | Bahrain – Victorious | 1:59 |
各賞ジャージ
マリア・ローザ(総合) | アンドレアス・レックネスン(Andreas Leknessund) |
マリア・チクラミーノ(ポイント賞) | ジョナサン・ミラン(Jonathan Milan) |
マリア・アッズーラ(山岳賞) | ダヴィデ・バイス(Davide Bais) |
マリア・ビアンカ(ヤングライダー賞) | アンドレアス・レックネスン(Andreas Leknessund) |
コンタドールのチームはいい選手がそろってますね。
プロトンがずっと省エネモードだったのは、しじゅう向かい風が強かったのも影響したようですね。ゲラント・トーマスはもうちょっと揺さぶりをかけたかったみたいですが。
プロトンのフィニッシュでは、エネルギーが余ったのかエヴェネプールがスプリントして、ついログリッチも誘い出されてましたね(笑)。
エオーロ・コメタはちょこちょここういうレースで勝つので観てておもしろいブヒね。
コンタドールとバッソが、才能を見出すのが上手い?
レース後のコメントでは、Gは「まだあそこで差をつけられるコンディションではなかった」みたいなこと言ってたブヒね。
最後のレムコのダッシュはちょっとした脚だめし?