待望の総合争い激化!2023ジロ・デ・イタリア第16ステージの結果とハイライト動画
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昨夜の第16ステージから2023ジロ・デ・イタリアはいよいよ最終週が始まった。はっきりいってこれまでのところ悪天候の影響が大きいだろうが、マリア・ローザ争いはかなり低調という感じだ。
しかしこの第16ステージではさっそく5つ星という最高難易度の山岳ステージが用意されている。ゴールラインは1級山岳の山頂フィニッシュ。ファンは誰しも本格的な総合争いが始まるだろうと望んでいたはず。そして実際にこの日それがようやく実現した!
目次
第16ステージのコース
毎度のように次の記事ですでに紹介しておいたので、また読んでおいてほしい。
ハイライト動画
今日もベン・ヒーリー!
⛰️ Santa Barbara GPM@_BHealyyy – @EFprocycling 🔥#Giro #GirodItalia pic.twitter.com/ZuexTU5mkU
— Giro d'Italia (@giroditalia) May 23, 2023
今年のジロで熱い好走を続けるチームEFの期待の星ベン・ヒーリー(Ben Healy)だが、第15ステージ終了時点では山岳賞ランキングで4位だった(108ポイント)。その時点で首位のダヴィデ・バイス(Davide Bais)とは36ポイント差だった。
そんなヒーリーは今日も逃げに乗り、この日最初の山岳で1級山岳を首位で通過。大きく40ポイントを獲得。さらにこの日はその後の山岳でもポイントを稼ぎ、ついに山岳賞ランキングトップへ。
最後の1級山岳でついに総合争いが激化!
山頂フィニッシュとなる最後の1級山岳でついに待望の総合争いが本格的に始まった。
まず残り6kmとなったところで、新人賞ジャージを着るチームUAEのジョアン・アルメイダ(João Almeida)がアタックをしかける。
🇵🇹 @JooAlmeida98 attacks!
— Giro d'Italia (@giroditalia) May 23, 2023
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🇵🇹 Attacca @JooAlmeida98!#Giro #GirodItalia @TeamEmiratesUAE pic.twitter.com/HhBWHfo4BX
このとき同じグループにいたのは、ゲラント・トーマス(Geraint Thomas)、セップ・クス(Sepp Kuss)、プリモシュ・ログリッチ(Primož Roglič)、エディー・ダンバー(Eddie Dunbar)だ。
その中で一番総合タイムが良いのがG。そのGとアルメイダとの差は22秒。またGとログリッチとの差は2秒。そのためGもログリッチもこのままアルメイダの独走を許すわけにはいかない。
先行するアルメイダにトーマスがジョイン
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) May 23, 2023
ログリッチがついていけない
Cycle*2023 ジロ・デ・イタリア 第16ステージ
【サッビオ・キエーゼ 〜 モンテ・ボンドーネ】203 km(山岳 ★★★★★)
〜J SPORTSオンデマンドでLIVE配信中〜https://t.co/Wj4hjn6TBg#Giro #jspocycle pic.twitter.com/K3RW2woqnM
ログリッチィィイイイ!!
そのまま少しずつログリッチが遅れ、一時は40秒ほどの差がつく。しかしスーパークライマーのセップ・クスがログリッチを懸命に引っ張り、少しずつ差を詰めていく。その後ログリッチも粘る!
トーマスとアルメイダの2人でスプリント勝負、後方ではログリッチが追い上げる、タイム差25秒
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) May 23, 2023
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ステージ優勝のアルメイダはボーナスタイムを10秒獲得することに成功。2位のGは6秒。この時点で二人の差は4秒縮小することとなり、スタート前の22秒差が18秒差へ。ただしマリア・ローザは再びGが着ることになった。
一方でログリッチは、彼らと25秒遅れでゴール。さらにGとはボーナスタイムの差で2秒の遅れが追加され、最終的にはGと29秒差へ。
このステージでログリッチは遅れを喫したことになったが、第18、19、20は山岳・丘陵ステージが3連続。まだまだ挽回は可能。いつどこで誰が崩れても不思議はない。
レース全体のハイライト動画
結果
ステージトップ10
1 | João Almeida | UAE Team Emirates | 1位との差 |
2 | Geraint Thomas | INEOS Grenadiers | ,, |
3 | Primož Roglič | Jumbo-Visma | 0:25 |
4 | Eddie Dunbar | Team Jayco AlUla | ,, |
5 | Sepp Kuss | Jumbo-Visma | 1:03 |
6 | Ilan van Wilder | Soudal – Quick Step | 1:16 |
7 | Damiano Caruso | Bahrain – Victorious | ,, |
8 | Augusto rubio Einer | Movistar Team | ,, |
9 | Laurens de Plus | INEOS Grenadiers | ,, |
10 | Thymen Arensman | INEOS Grenadiers | ,, |
総合トップ10
1 | Geraint Thomas | INEOS Grenadiers | 1位との差 |
2 | João Almeida | UAE Team Emirates | 0:18 |
3 | Primož Roglič | Jumbo-Visma | 0:29 |
4 | Damiano Caruso | Bahrain – Victorious | 2:50 |
5 | Eddie Dunbar | Team Jayco AlUla | 3:03 |
6 | Lennard Kämna | BORA – hansgrohe | 3:20 |
7 | Bruno Armirail | Groupama – FDJ | 3:22 |
8 | Andreas Leknessund | Team DSM | 3:30 |
9 | Thymen Arensman | INEOS Grenadiers | 4:09 |
10 | Laurens de Plus | INEOS Grenadiers | 4:32 |
各賞ジャージ
マリア・ローザ(総合) | ゲラント・トーマス(Geraint Thomas) |
マリア・チクラミーノ(ポイント賞) | ジョナサン・ミラン(Jonathan Milan) |
マリア・アッズーラ(山岳賞) | ベン・ヒーリー(Ben Healy) |
マリア・ビアンカ(ヤングライダー賞) | ジョアン・アルメイダ(João Almeida) |
最後1km辺りからトーマスとアルメイダ多少牽制入ったに見えます、その牽制ないければログリッチとの差は30秒開くかもしれません。
たしかに最後2人はちょっと脚緩めた感あったブヒね。どちらもステージ優勝狙っていたのか。
G「しっかり俺をひいてくれ。そしたらステージ優勝はゆずる」
という可能性もあるかなーと見てたけど、そんな雰囲気ではなかったブヒね。
でもログリッチとの差が開いて、これでようやくジロがおもしろくなってきたブヒね。