ファビオ・ヤコブセンがDSM移籍？

現在の最強スプリンターの一角がクイックステップのファビオ・ヤコブセン（Fabio Jakobsen）。あの瀕死の大怪我から見事に完全復活し勝ちまくって、現代を代表するスプリンターとなった。そんな彼だがチームとの契約は今年いっぱいまで。

一方でチームDSM（ツールからTeam dsm-firmenichTeamへ）が、来年度に向けてトップスプリンターを補強しようと動いているようだ。その一人としてファビオ・ヤコブセンを狙っているかもしれないとのこと。

情報源：Team DSM in the market for top-level sprinter for 2024

チームDSMのマネージャーがメディアに対してトップスプリンターを複数獲得したいと思っていると話した。同マネージャーが言うには、「チームにはスプリンターを勝たせるトレインを作る能力はあるが、最後を勝利で締めくくれるスプリンターがいない」。ゆえに、トップスプリンターを探していると認める。

今年限りでの契約が切れるという観点から考えて、さらにスプリンターとなると、上述のようにファビオ・ヤコブセンが可能性として考えられる。また、ユンボ・ヴィズマのオラフ・コーイ（Olav Kooij）も候補となる。

特にヤコブセンについて言えば、クイックステップがレムコ・エヴェネプール（Remco Evenepoel）を中心としたグランツールでの総合優勝狙いのチームへと変貌するならば、グランツール、特に今後のツール・ド・フランスでファビオ・ヤコブセンの居場所はないかかもしれない。そうなればスプリンターを優遇してくれるチームへ移籍というのは十分あり得る。