L.キャタルトンがピナレロを315億円で売却完了
ファンドL Cattertonが、ピナレロの売却を完了。Q36.5に出資する億万長者アイバン・グラゼンバーグが新たな買主に。
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これまでこのブログで何度か伝えてきたピナレロの売却話。次の過去記事を再び読んでもらいたい。
- ピナレロがルイ・ヴィトンから離脱か。ファウスト・ピナレロ「ピナレロ株を買い戻したい」
- ピナレロを世界最大級の資源商社Glencoreの前CEOが買収か?チームQ36.5のバイクがピナレロへ?
- 南アフリカの億万長者により新プロチーム誕生か。元ディメンションデータやクベカ・ネクストハッシュのGMダグラス・ライダーが創設へ動く
その話題のピナレロ株の大株主だったファンドL.Catterton(キャタルトン)が、噂の億万長者アイバン・グラゼンバーグ(Ivan Glasenberg)にピナレロ株を2億ユーロ(約315億6000万円)で売却したとLa Gazzetta dello Sportが報道したようだ。
情報源:Pinarello reportedly sold to mining billionaire for €200m
億万長者のアイバン・グラゼンバーグは、総資産約12兆141億円とも言われる異次元のお金持ちで、熱心な自転車ファン。南アフリカなどで鉱山を開発し、今では巨大多国籍企業であるスイスのグレンコア(Glencore)社のCEOだ。
同社は今年アメリカに端を発した「すわ、再びリーマンショックで世界的金融危機か?」と思わせた銀行破綻騒動において、破綻危機に陥ってUBSに救済されたクレディ・スイスと密接な関係にあった。
またアイバン・グラゼンバーグは今年創設されたイタリアの新しいProTeamのQ36.5にも(間接的に)出資している。
そのため、今回のこの売却によってひょっとしたら同チームのチームバイクがScottからピナレロへ変更される可能性も考えられる。
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