クイックステップがツアー・オブ・ジャパンでポイント賞の20歳の新鋭スプリンター、ルーク・ランペルティを獲得
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スーダル・クイックステップ(SoudalーQuickStep)は、レムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)を中心したチームへと改革中。そのためにはレムコをアシストできる強力なクライマーを多く補強しなければならない。そのお金を捻出するためには、高い年俸のスプリンターを放出する必要がある。
もうずいぶん前からクイックステップは万年金欠チームと言われてているが、これまでも給料が高くなったスプリンターは他チームへ放出という流れが続いてきた。
そして今年はエーススプリンターのファビオ・ヤコブセン(Fabio Jakobsen)がチームから放出され、Team dsm-firmenichTeamに移籍するだろうと言われている。
ただ、UCIによって降格システムが実装されてからは年間通して確実にUCIポイントを稼げる強力スプリターの存在はその存在価値が以前よりも高くなっている実情もある。そのため、ファビオ・ヤコブセンの穴を埋めるスプリンターが必要だ。それも給料が安く済むような。言葉は悪いが、コスパの高いスプリンターが欲しい。
そんなクイックステップが今年のツアー・オブ・ジャパンのステージ優勝かつポイント賞のルーク・ランペルティ(Luke Lamperti)を獲得した。
A three-time US Criterium National Champion, a stage winner at the GiroNextGen & one of the most talented riders to come out of the U23 ranks, @luke_lamperti will make the step to the World Tour with Soudal Quick-Step and we couldn’t be more excited 🤩
— Soudal Quick-Step Pro Cycling Team (@soudalquickstep) August 9, 2023
➡️ https://t.co/pEUB5g6Y6F pic.twitter.com/DjJgqPJLnL
ルーク・ランペルティは20歳のアメリカ人。現在は天才トム・ピドコック(Tom Pidcock)が所属していたイギリスのコンチネンタルチーム、トリニティ・レーシング(Trinity Racing)で走っている。そこから一気にワールドチームでプロデビューとなる。契約は2年で、2025年まで。
ランペルティはアメリカのクリテリウム王者であり、上述のように今年のツアー・オブ・ジャパンでも第1ステージと第4ステージ(美濃ステージ)でステージ優勝し、さらには大会ポイント賞も獲得。そして、今年のU23版ジロ・デ・イタリアことGiro Next Giroでも第3ステージでステージ優勝を挙げている。まさに、U23世代では最も期待・注目されているスプリンターの一人だと言える。
🐷のイメージとして、クイックステップにアメリカ人選手というのは珍しい気がする。これまであまりいなかったような?イギリス人選手はマーク・カヴェンディッシュとか、ジェームス・ノックス(James Knox)とかいるけど。