DSMがファビオ・ヤコブセンの移籍を発表
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これまでの噂どおり、スーダル・クイックステップ(SoudalーQuickStep)のエーススプリンターだったファビオ・ヤコブセン(Fabio Jakobsen)が、Team dsm-firmenichへ移籍することが発表された。次のツイートを見て欲しい。
— Team dsm-firmenich (@TDSM_Firmenich) August 11, 2023
💬"I think this team has a legacy and it’s an honour to become a part of it." – @FabioJakobsen
We’re delighted to #WelcomeFabio, Multiple Grand Tour stage-winner and sprinter extraordinaire to our roster for 2024!🇳🇱
契約は3年で、2026年まで。
問題はDSMに移籍しても勝てるのかどうか。これまでのクイックステップのときのような強力なトレインは期待できないのではないか。選手個々の能力は別として、やはりチームワークとしての完成度や経験の豊富さはDSMは劣るだろう。
そこで最終発射台となる相棒が最も重要となるだろうが、おそらくおなじくDSMに移籍すると思われている現ユンボ・ヴィズマのオランダ人ティモ・ローセン(Timo Roosen)がその最終リードアウト役を務める可能性が高い。
一方でヤコブセンを失うクイックステップは、ティム・メルリール(Tim Merlier)がエーススプリンターとして年間通じてフル稼働することが期待されているはず。だがメルリールは今後ツール・ド・フランスにはおそらく出場できないだろう。レムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)のためだけのガチ布陣でツールに臨むはずだからだ。メルリールとしてはそれでいいのだろうか。メルリールの契約は2025年まで。つまり2年間はツールに出られないだろう。