リドレー社CEO激怒!ロット・デスティニーによる契約解除とチームバイクのオルベアへの変更について
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先日、ベルギーのProTeamであるロット・デスティニー(Lotto-Dstny)がチームバイクを供給するリドレー(Ridley)との契約を途中で解除し、スペインブランドのオルベア(Orbea)へ変更するという報道を紹介した。
→過去記事:ロット・デスティニーはオルベアと契約か。リドレーから変更へ?
これに対してこれまでチームと長年関係を築いてきたリドレー社は激おこ。「バイクスポンサー変更は技術面でリドレーが劣っていることを理由しているが、それは建前。本音は金がほしいだけだろ!」と反発。さらには契約途中解除による損害賠償も請求する可能性も示唆している。
今回のそのロット・デスティニーによるバイクスポンサー変更はベルギーメディアのHet Laatse Nieuwsが伝えたものだが、そのタイミングはチームで将来を嘱望されている若きスプリンターのアルノー・デ・リー(Arnaud De Lie)との契約延長が発表されたのとほぼ同じだった。
リドレー社CEOはそれをとらえて、「アルノー・デ・リーをチームに残留させるためにさらなる予算が必要だったはずで、そのために現在よりも多額のチーム予算を投入してくれるオルベアを選んだということ。あのタイミングでうちとの契約解除の報道というのはそういうことだ」と主張する。
つまりリドレー社としては、バイクの性能や技術面で彼らが劣っていたわけではなく、あくまでバイクスポンサーの変更はお金の観点からにすぎないと主張する。バイクの性能が劣っているなんて理由はバイクブランドとしては決して認めるわけにはいかない。ブランドダメージの毀損も甚だしいからだ。
そして今回の契約途中解除についてはリドレー社の幹部会議で今後の損害賠償をどうするかなどの点も含めて検討するとのこと。ひょっとしたら法廷バトルに持ち込まれるかもしれない。
ずっと第一線で活躍してきて、アワーレコードを獲ったりもしているリドレー。
一方のオルベアは好きだけど、ここ数年はブエルタでしか見かけないような…。
どっちにしろ、このままだと両社ともブランドイメージにマイナスになりそうですね。
せっかくのベルギー連合だったのに、ベルギー好きには残念なことになりそうブヒね。
個人的にはオルベアにワールドツアーに復帰してほしいけど、リドレーがいなくなるのもなんか寂しいような。