レムコ「クスに優勝は無理だろう」
Share your love
昨日の2023ブエルタは第1回目の休息日となった。そこでレムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)が記者会見をし、トリプルエース体制のユンボ・ヴィズマについて、「セップ・クスの総合優勝という可能性は低いと考えている」と答えた。
情報源:‘I see Kuss more as an outsider’ – Remco Evenepoel on the Jumbo-Visma triumvirate
ユンボ・ヴィズマも昨日に「このままトリプルエース体制でいけるとこまでいく」と明らかにしたところだが、レムコはセップ・クスについては、「仮に今日の個人TTですばらしい走りをした場合にはライバルの一人となるだろうが、それでも今大会最終盤の山岳ステージでは苦しみ、タイムを失うだろう」と予想している。だからこそたとえクスの世界トップクラスのクライミング能力を考慮したとしても真の脅威となる可能性は低いと考えている。やはり、最大のライバルはログリッチとヴィンゲゴーか。前提として、3週間という長さのグランツールというのは、単なる山岳レースや1週間程度のステージレースとは全くの別物だという認識があるからだ。
そして今日の個人TTについても自信を見せる。そこは今年の世界選手権個人TTで世界王者となった男。「総合系選手の中で最も個人TTに向いているのは自分。30秒ぐらいタイム差をつけたい」と語る。ただし、レムコは山岳ステージなどの下見はしていても、今日のコースの下見はしていなかったようで、今朝はじめて試走をすることになる。もちろんビデオで道路の様子はわかっているが、それでも下準備の程度という点では少しマイナスか。