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今月の初めに世界の期待に応え、今年限りでの引退の撤回ともう1年の現役続行を発表したマーク・カヴェンディッシュ。(記事:カヴェンディッシュが現役続行を発表!)
そんな彼をサポートすべく、世界最高のリードアウトマンのミケル・モルコフ(Michael Mørkøv)もクイックステップからアスタナへ移籍、さらには、昨年までクイックステップでコーチをしていてカヴェンディッシュとも親しいVasilis Anastopoulosもアスタナへ移籍することが決定、くわえて今年アスタナでカヴェンディッシュをアシストしてきたケース・ボルも契約延長を決めている。次の過去記事などを見てもらいたい。
これまでの噂どおり、スーダル・クイックステップ(SoudalーQuickStep)でマーク・カヴェンディッシュたちにコーチをしてきた Vasilis Anastopoulos もアスタナへ移籍。#ロードレース #ロードバイク #スポーツ #自転車 #ツール・ド・フランス #ジロ #ブエルタ #jspocycle #gcn #世界選手権 https://t.co/DQV8AHp91W
— バイクニュースマグ@ワイアードの豚 (@BikeNewsMag) October 4, 2023
このように来年に向けてアスタナは、マーク・カヴェンディッシュを中心としたチームづくりを進めている。最大の目標はもちろん2024ツール・ド・フランスでカヴェンディッシュがエディ・メルクスと並ぶツール最多勝記録を更新し、単独1位となることだ。それに成功すればおそらく今後100年は破られない記録となるのではないだろうか。
アスタナは、その歴史的偉業へ至る道筋をどのように描いているのか?
情報源:Inside Astana-Qazaqstan’s Plan to Make Tour de France History With Mark Cavendish
今年はアスタナで走っていたマーク・カヴェンディッシュだが、それでもクイックステップ時代につきあいのあったコーチで、今年もスーダル・クイックステップで働いていたVasilis Anastopoulosとは連絡を取り合い、今シーズンのトレーニングについてこれまで助言を受けていたようだ。
それほどまでにカヴェンディッシュはVasilis Anastopoulosを信頼していると言える。そんな彼も来年からアスタナとなるため、来年からは顔を突き合わせて、ときにはマンツーマンで、今年とは異なるレベルでより濃密なトレーニングが期待できるだろう。
今年のカヴェンディッシュは約70日弱のレース日数をこなしてきている。ただ、Vasilis Anastopoulosに言わせると多すぎるという感じらしい。カヴェンディッシュとしては今年は現役最後の年と決めていたので、できるかぎり多くのレースに出場しようとしていたというのもあるかもしれない。
だが来年は上述のようにすべてがツール・ド・フランスでの最多勝記録更新のためといったシーズンとなる。もちろん今最強のスプリンターといえるヤスパー・フィリプセン(JasperPhilipsen)やディラン・フルーネヴェーヘン(Dylan Groenewegen)といったライバルもいる。そしてファビオ・ヤコブセン(Fabio Jakobsen)も来年からはDSMということでこれまでよりチーム力は弱くなるだろうが、それでも無視はできない存在のままだ。また、ロット・デスティニー(Lotto-Dstny)は若手天才スプリンターのアルノー・デ・リー(Arnaud De Lie)を送り込んでくるだろうか。加えてアルケア・サムシック(来年からArkéa–B&B Hotels)にもアルノー・デマール(Arnaud Démare)がいる。
こうしたライバルに競り勝つためにも、来年はツール・ド・フランスに全力で取り組む必要があり、そのためにも来年はこれまでよりレース数を減らし、トレーニングキャンプや高地トレーニングに時間を費やす。そして目標とするレースで確実に勝ち、今年よりも勝利数を増やすという方針となるようだ。