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カレブ・ユアン(Caleb Ewan)がジェイコ(Jayco-AlUla)へ移籍し、ロット・デスティニー(Lotto-Dstny)を支える絶対的エースとして君臨することになる21歳の若き天才スプリンター、アルノー・デ・リー(Arnaud De Lie)。
少し前にチームとの契約を延長し、2026年までという長期契約となった。
→過去記事:アルノ・デ・リーがロットと契約延長
そんな彼が2024年シーズンに向けた意欲を語る。
情報源:Arnaud De Lie aiming at Classics win and possible Olympics berth in 2024
アルノー・デ・リーが来年の目標として挙げるのが、地元ベルギーはフランドル地方で開催される各種(セミ)クラシックレースだ。いわゆる春のクラシックキャンペーンで優勝すること。
特に彼はスプリンターにチャンスが多いヘントことヘント~ウェヴェルヘム(Gent-Wevelgem)やオンループ・ヘット・ニュースブラッド(Omloop Het Nieuwsblad)の名前を挙げる。
また来夏のパリ五輪についても出場意欲を明らかにする。コースも自分に合っているとの認識だ。そのコースは短い登りが多くそして長距離。まるで春のクラシックのようなコース設定となっている。そして4年に1回というオリンピックの特別さも彼にとって意義が大きいようだ。
ただオリンピックロードレースのベルギー代表チームのメンバーとして選ばれるのはなかなか難しいとも語る。ベルギーの出場枠は4つ。デ・リー曰く「そのチケット(メンバー枠)の価格は高い」。
その代表入りには、春のクラシックキャンペーンで好結果を残すことが大きなアピールとなる。だからこそヘントやオンループといった人気レースで優勝したいという気持ちもあるのだろう。
そんな彼は今年のどれだけ成長できたかについて、「プロデビュー1年目の昨年はいつも全力で走ってたけど、2年目の今年はより賢く走れるようになった。体力をセーブして生き残る術を学んだ」と話す。
プロ3年目となる来年にグランツールデビューを果たすかどうかだが、まずジロ・デ・イタリアについては春のクラシックキャンペーンが終わるとすぐに始まるため、肉体的・精神的負担が大きいとして回避する考えだ。
一方でツール・ド・フランスについては下の記事「来年アルノー・デ・リーがツール・ド・フランスデビュー?」でも紹介したように、チーム側の考えは「来年のツール・ド・フランスのコース次第」というものだ。