正式にWiggle CRCの買収手続がスタート

大手スポーツ系海外通販であったものの経営難に瀕して法的な再生手続に入ったウイグルことWiggle CRC。

過去記事：Wiggleに破産の可能性。親会社シグナスポーツの危機に巻き込まれる

それがついに正式に買収手続へ移行したようだ。ウイグルを買ってくれる（支援してくれる）相手との交渉が正式に始まる。管理人（日本でいういわゆる管財人）が昨日にそのように発表した。

情報源：Wiggle CRC sales process officially begins

すでにこのブログでは少し前に記事「ウィグルの買収を狙う企業は複数。ウィグル再建へ光明か」にて、買収候補者が複数いるらしいことを伝えた。

法的な破産手続（経営再建手続）に入ったことが伝えられてからのウイグルの売上について同管理人は、

In the few weeks we’ve been in office, we’ve seen strong trading continue thanks to a loyal and extensive customer base.”

訳「ここ数週間しばらくウイグルの売上状況を見ているけど、力強い売上が続いていて、それはウイグルを愛する幅広い顧客がいるからだと理解できているんよ」

と語る。

この言葉が本当ならば、ウィグルの事業はしっかりした支援さえ受けられれば、再建や長期的なビジネスの成長も期待できそうだ。

またウィグルで購入した製品の保証などもユーザーは心配だろうが、その点についても管理人はこれまでと同じように保証はちゃんとされると念押ししている。単なる民事的な代理人ではなく、法的な破産手続の特殊な地位にたつ管理人であるため虚偽を述べることはしないだろう。よって購入者は製品の保証について特に心配しなくてよい。

さて現時点ではまだ正式な買収の申し込みは受けていないようだが、管理人は、これからそうした潜在的な買収者たちが名のりをあげてくるだろうと話す。