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近年イネオス・グレナディアーズ(INEOS Grenadiers)が使って注目を集めるカーボンホイールブランドといえば、プリンストン・カーボンワークス(Princeton CarbonWorks)だ。
その同ブランドから、これまでのWake 6560から進化した新型のWake 6560 Evolutionが発表された。
目次
Princeton CarbonWorks:WAKE 6560 EVOLUTION
まずはその新しいWake 6560 Evolutionの画像をどうぞ。
次に、比較として既存のこれまで販売されていた旧版Wake 6560を見てほしい。
外観上は同ブランド名物の、のこぎりのような、波のような形状を維持している。製品名の6560はこの凸凹部分で変化するリムの高さを意味している。つまり凸部分が65mm、凹部分が60mmとなっている。
しかしこれら新旧を見比べるとその凸凹具合が変化している。Wake 6560 Evolutionは、Wake6560よりも凸凹が少ない(凸凹の度合いが穏やか)になっている。凸の数が24→12へ半減している。
またそうした形状の変化にあわせてスポークがホイールに接続している箇所も変更されている。これまでのWake6560だと、凸の部分にスポークが接続するように設計されていたが、新型のWake 6560 Evolutionだと凹の部分にもスポークが接続されるようになっている。
なお上の画像のようにカラー展開も豊富で、なんと10色から選べる。
スポークの編み方は同ブランドが特許を持っている独自のRadially Staggered Lacingを採用。その編み方によって、次の2つの効果があるようだ。
1つは、ドライブトレイン側のリアスポークとディスクブレーキ側のフロントスポークとでスポークテンションを高く維持することが可能になる効果。もう1つは、スポークごとの角度のばらつきを抑えることでスポークテンションのバランスを整え、ホイール全体としてより高剛性を実現し、より一体感を強める効果だ。
公式ブログで掲載されている風洞トンネル実験では、その特定の条件下で、
という結果が出たようだ。