突然イネオスの頭脳ロッド・エリングワースがイネオスを去る?ブレイルスフォードはマンチェスター・ユナイテッドへ!?
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衝撃的なニュースが入ってきた。英国のメジャー紙テレグラフによると、イネオスの頭脳とも言える名将ロッド・エリングワース(Rod Ellingworth)が突然チームを辞めたとのことだ。加えて現場のトップのデイブ・ブレイルスフォード(Dave Brailsford)もイネオスを去るかもしれないとのことだ。
情報源:Rod Ellingworth resigns as Ineos Grenadiers shake-up continues
ロッド・エリングワースが辞職?
ロッド・エリングワースといえば、ブラッドリー・ウィギンスやクリス・フルームがいたころのチームSky/Ineosに、いわゆる「マージナルゲイン」を導入しチームの黄金期を創り上げたスタッフの一人。チームの頭脳を務めていたと言える人物だ。そんな彼が理由はわからないがイネオスを辞めるとのこと。
近年のイネオスやタデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)やヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)、さらにはレムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)など新世代の若い化け物たちの支配力に太刀打ちできていない。チーム力という点でもユンボ・ヴィズマとUAEという二強には及ばないの現状。イネオスが決して弱いわけではないのだが、その2チームが強すぎるだけとも言えるが・・・
さらに今年限りで、イネオスからはルーク・プラップ(Luke Plapp)、テイオ・ゲイガン・ハート(Tao Geoghegan Hart)、ダニエル・マルティネス(Daniel Martínez)、パヴェル・シヴァコフ(Pavel Sivakov)、ベン・トゥレット(Ben Tulett)といった有力選手が軒並み他チームへ移籍。来年はこれまでより厳しいシーズンとなるかもしれない。
さきほどの記事「ワウトに続きピドコックもシクロ世界選を欠場か」で伝えたように、チームのエースの一人、トム・ピドコック(Tom Pidcock)は今冬のシクロクロス世界選手権には出場しない予定。ロードレースのシーズンインをこれまでより早めるためだろう。
もしかしたらそのピドコックのスケジュールは、こうしたチームの苦しい現状を踏まえてのことだろうか。シーズン当初、特に春のクラシックでピドコックがフル回転して勝利を目指していかないといけない事情があるのかも。そのためにピドコックは来年は万全の状態でロードレースをスタートする必要があるということか。
デイブ・ブレイルスフォードはマンチェスター・ユナイテッドへ?
一方で現場トップのデイブ・ブレイルスフォードも、ひょっとしたら今後チームを去ることになるかもしれないとの憶測があるようだ。
ブレイルスフォードは、将来的にサッカーのマンUことマンチェスター・ユナイテッドの上層部に就任することに関心を持っているらしい。
なお、マンUの株の25%をイネオスの創業者ジム・ラトクリフが買収しようと動いている。