来年ユアンとフルーネヴェーヘンが出場するグランツールが明らかに。どう住み分けるのか?
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今年のツール・ド・フランスでロット・デスティニー(Lotto-Dstny)の絶対的エースだったカレブ・ユアン(Caleb Ewan)は、エースとしてふさわしくない行動に出てチームからの信用を失い見放され、「チームから出ていけ」とばかり放逐された。
そんな彼を拾ったのは、母国オーストラリアのワールドチームで古巣でもあるジェイコ・アルウラー(Jayco-AlUla)。
そこで問題となるのがもともとチームのエーススプリンターであるディラン・フルーネヴェーヘン(Dylan Groenewegen)との棲み分けだ。カレブ・ユアンも本来の調子であれば、どちらも現代を代表するトップスプリンターであるために、チーム内での衝突もあり得る。そして最も重要なのはどちらがツール・ド・フランスでエーススプリンターとなるのかだ。グランツールにエース級クライマーは何人いてもいいが、エーススプリンターは一人で十分。
そんなジェイコが、来年どちらのスプリンターがどのグランツールに出場するのかを明らかにした。
情報源:Groenewegen gets Jayco-AlUla’s 2024 Tour de France sprint slot, Ewan to Giro d’Italia
その内容は、来年についてはディラン・フルーネヴェーヘンがツール・ド・フランス、そしてカレブ・ユアンがジロ・デ・イタリアということになった。2025年は逆になるかもしれないが。
またユアンについてはワールドツアーで正式にジェイコ・アルウラーのメンバーとしてデビューするのは、母国でのワールドツアー初戦、恒例のツアー・ダウン・アンダーとなる予定だ。そしてその後はモニュメント第1戦、栄光のミラノ~サンレモでチームメイトのマイケル・マシューズ(Michael Matthews)とともに勝利を狙う。
ジェイコ・アルウラーは今年の移籍市場では来年度に向けた補強として、
- スーダル・クイックステップ(SoudalーQuickStep)からマウロ・シュミット(Mauro Schmid)
- イネオス・グレナディアーズからルーク・プラップ(Luke Plapp)
- コフィディスからマックス・ヴァルシャイド(Maximilian Richard Walscheid)
といった選手を獲得し、複数の領域に渡る補強を実現。こうした新加入の選手はクラシックでもグランツールでも活躍が期待できる選手だ。
特に22歳のルーク・プラップと23歳のマウロ・シュミットは若い才能であるだけに今後の飛躍が楽しみな選手。両名ともこれまでより多くの場面でリーダーシップを取るチャンスが増えるだろうとチーム側も言う。
もちろんサイモン・イエーツ(Simon Yates。今年はツール出場)、エディー・ダンバー(Eddie Dunbar。今年はジロとブエルタに出場)、フィリッポ・ザナ(Filippo Zana。今年はジロに出場)らもこれまどおりグランツールでリーダーとなる。
ユアン選手はミラノサンレモは近年良い所まで残れていますが、最後の登り区間が鬼門かなと・・・マチュー、ポガチャル、ワウト、モホリッチ辺りのペースについていければ可能性は大いにありますね。最近のミラノサンレモはスプリンターが生き残れないレースなので頑張って欲しいです!!
これまで2度の2位と惜しいところまできているだけに本人としても絶対に獲りたいタイトルだと思うブヒね。
ポッジオのデータ的にはマチューに最も向いてる感じで、ポガ&ワウトよりはマチューのほうが危険度大になると思うので、
マチューから離れなければ最後のスプリントでマチューを射落とすことは可能なはず・・・!