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情報源:“WOUT VAN AERT IS WITH THE WRONG TEAM” – BELGIAN CLASSICS LEGEND RIK VAN LOOY
現在90歳の元プロ選手でクラシックレジェンドの一人、リック・ファン・ローイ(Rik van Looy)。現役時代に挙げた栄光の一部をあげると、
というわけのわからないレベルの戦績を残している。中でもモニュメントの完全制覇を成し遂げているのは、このリック・ファン・ローイ、エディ・メルクス、そしてロジェ・デ・フラーミンクだけだ。
そんなレジェンドの中のレジェンドが「ワウト・ファン・アールトは間違ったチームに所属している」と主張する。
リック・ファン・ローイが言いたいのは、ワウト・ファン・アールトならば自分たちに続いて史上4人目のモニュメントの完全制覇ができると信じているからだ。
ただユンボ・ヴィズマはグランツールに注力しているチームであること(といっても、クラシックも激強だが)、そして、来年ワウトはジロ・デ・イタリアに出場することは、モニュメント完全制覇という偉業から遠ざかっているとリック翁は考えている。
実際にこれまでワウト・ファン・アールトはモニュメントでミラノ~サンレモの1勝だけにとどまるが、最大のライバルであるマチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)はロンド・ファン・フランデレンをすでに2度制し、さらにパリ~ルーベとミラノ~サンレモも買っている。そして世界選手権ロードレースでも優勝している。
ワウト・ファン・アールトのほうが登りの能力が高いため、モニュメント完全制覇の可能性はワウトのほうが高いと思われるのに、実際はそれから遠ざかっているのが現実だ。そしてワウトももう29歳。引退までにどれだけ勝てるのかを考えると、モニュメント完全制覇は年々厳しくなっていく。
そんなワウトの現状を踏まえると、リック翁も「なぜあれほどの才能と実力がありながらモニュメント完全制覇の夢から遠ざかるような選択をしているのか」と惜しいのだろう。まぁワウト本人からすると「余計なお世話」という感想かもしれないが。