脚の中に50cmのチタンプレート。テイオ・ゲイガン・ハートが明かすジロ落車の負の遺産
テイオ・ゲイガン・ハート「脚には50cmのチタンプレートが入っている」
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イネオスから来年はリドル・トレックで走ることになるテイオ・ゲイガン・ハート(Tao Geoghegan Hart)。新天地リドル・トレックではツール・ド・フランスで総合エースを務める予定だ。その彼の脚には今でも40~50cmものチタンプレートが埋まっているらしい。
なぜそんなものが体の中にあるのかといえば、今年のジロ・デ・イタリアでひどい落車をしたからだ。そのジロ・デ・イタリア第11ステージの過去記事がこちら。
ただ手術後の回復は予想よりも順調だったようで、予定どおりのスケージュルでしっかりとリハビリも完了することに成功し、彼はなんらかの後遺症が残るだろうと覚悟していたようだが、今となってはもう全然気になることもなく来年に向けたトレーニングに励めていること、そしてそのトレーニングも順調であることを明らかにする。
一体いつまでそんなでかいチタンプレートを入れたままなのか、と気になるが、来年のオフシーズンに取り出す手術をする予定とのこと。
なお今のままだと空港で金属探知機にひっかかるらしい。しょっちゅう空港の探知機で足止めされると言う。
そして今年かぎりでイネオスに別れを告げたわけだが、2014年からずっとイネオスで走ってきた彼にとって同チームから去るのはなかなか気持ち的に難しいものがあったようだ。ただ、それでも「他のスポーツと違い、ロードレース界では所属チームで世話になったみんなに別れの挨拶をして去るという移籍はない。そんな時間もないからだ。ロードレースの移籍では誰も後ろを振り返らず、ただ前を向いて歩くのみ」と、ロードレース界特有の?移籍事情について話す。