マチューに押された選手が謝罪。ワールドカップGavere戦での進路妨害について
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すでにX(旧Twitter)ではつぶやいたネタだが、この火曜日に開催されたシクロクロスのワールドカップGavere戦でマチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)のある行動が話題となった。まずそのシーンの動画を見てほしい。
マチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)「邪魔ァ!」#ロードレース #ロードバイク #スポーツ #自転車 #シクロクロス https://t.co/zEKaRkYijI
— バイクニュースマグ@ワイアードの豚 (@BikeNewsMag) December 27, 2023
これは周回遅れとなった選手がマチューの進路上で立ち止まっていたため、マチューがその選手を押した場面だ。押された選手はコスタリカの選手Felipe Nystrom。
Felipe Nystromは周回遅れとなってからフェンス際で観客と記念撮影?していたように見える。当然それは批判されるべき行為だろう。一方でマチューも乱暴ではないかと批判されていた。
しかしFelipe Nystromは「1000%自分が悪い。マチューへの批判はお門違い」として責はすべて自分にあると謝罪した。
Felipe NystromはベルギーメディアSporzaの取材に対して、
“Mathieu had to push me, it should have been even harder,”
訳「マチューは自分を押さざるを得ない状況だったし、もっと乱暴に押してもいい場面だった」
“I was in the way and I feel really bad about it. I feel terrible. It was 1,000 percent my fault what happened there. I am concerned that Mathieu may receive hate messages.”
訳「自分は彼の進路上にいたわけで、本当に申し訳なく感じている。とても愚かな行為だった。1000%自分に非があるし、マチューが批判されるかもしれないのはおかしいと思う」
このように自分の非を認め謝罪のコメントを発表した。
そしてFelipe Nystromは続けて、「本来ならばシクロクロスレース参戦を続けていく予定だったが、今回の責任の大きさを感じて今週でもう帰国することにする。自分はここにふさわしくない。みんなを失望させてしまった」と話した。
だがマチュー・ファン・デル・プールは今回の件について、「別にあのときは驚いただけで今も怒ってるわけじゃないし、誰だって間違いを犯すことはあるわけで、本場のシクロクロスレースに出るという夢を諦める必要なんてない。これからもレース続けたほうがいい」と語る。