ワウト・ファン・アールト「ジロ初週でマリアローザを狙う」
ワウト・ファン・アールトのジロ・デ・イタリアでの目標
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今年のジロ・デ・イタリアにはチーム・ヴィズマ・リースアバイクのワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)、そしてチームUAEのタデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)たちが参戦することになっている。
そのうちワウト・ファン・アールトは総合優勝狙いではなくステージ優勝狙いだと公言しているわけだが、加えてチームがジロに送るメンバーも若手を数名入れて、かつ総合系クライマーを入れない方針だ。そして特にワウトは、第1週目にマリアローザを着用することを狙っていると語る。
具体的にどのステージを狙うのかはまだ決めていないようだが、今年のジロは上の記事で紹介したように初日からアップダウンが多く、また第7ステージではワウトの得意な個人TT、しかも距離が長めの37.2kmが控えている。
本格的な山岳が始まりタデイ・ポガチャルが鉄槌を振り下ろしレースを破壊すればマリアローザを手にするチャンスはなくなるため、それより前に自分が得意とするステージでマリアローザを獲得する考えだ。
今回ワウトはそのジロをパリ五輪に向けての準備として利用する考えも明らかにする。そしてジロが終われば1ヶ月ほどかけて五輪に向けた調整を完了させる予定。だが、あまり入れ込みすぎない感じで適度にリラックスした状態で五輪を迎えたいとも話す。そしてツール・ド・フランスには出場しない。