シマノはワイヤレスブレーキの夢を見るか?2024年に登場するもしれない新技術
Share your love
いよいよオーストラリアでワールドツアー初戦となるツアー・ダウン・アンダーの開催が迫り、2024年シーズンのロードレースが始まろうとしている。ついにこの前シーズンオフになったと思っていたら、もうシーズンイン直前だ。頭おかしくなりそう。
昨年末から海外メディアでは2024年に登場するかもしれない、注目の新技術やテックトレンドが様々な場所で紹介されてきたが、今回はシマノによるブレーキの電子技術化、つまりワイヤレスブレーキ技術に触れられている以下の記事をご紹介。
情報源:Seatposts that look like Dyson fans and no more cables: tech trends we’ll see in 2024
ダイソンの扇風機
この情報源記事ではいくつものネタが紹介されているが、シマノのブレーキネタ以外では、やはり「ダイソンの扇風機」のような構造のシートポストを持つトラックバイクがきになるところ。下の記事で紹介したものだ。
UCI的にこれがOKというのもびっくりだったが、ロードレース用フレームの凝り固まったUCIルール(ロードバイクとトラックバイクは事情が異なるが)の改革になんからのインパクトを与えてくれそうなものとして期待。
シマノのワイヤレスブレーキ
情報源記事中ではワイヤレス油圧ディスクブレーキにつながるシマノの特許が画像とともに紹介されている。文系の中の文系、キングオブ文系の🐷にはさっぱりわからない内容だが、興味ある人は情報源記事でチェックしてほしい。
技術的には十分可能なのだろう。だが問題はケーブルを使わないワイヤレスブレーキを使いたいかどうか。ぶっちゃけ怖すぎる。ワイヤレス変速システム程度なら別に電気処理が上手くいなくても身体・生命の危険には直接つながらないわけだが、ブレーキはまさに生命の危険に直接つながるわけで、まさに「危険が危ない」。
もちろん市販化される前には膨大な実験とテストが行われ、その安全性が担保されることだろうが、それでも心理的な障壁はかなり高そうだ。
ワイヤレスブレーキというとエキセントリックな印象になりますが、車じゃもう普通の技術ですからねえ。問題は技術そのものより自転車には車検がないという点かなと。
たしかに車検がない自転車の場合は、経年劣化でブレーキがダメになる可能性があるブヒね。
普通のロードバイク乗りやMTB乗りならみんなブレーキについては最優先で気にすることだろうけど、ただママチャリを乗るだけの人間だと全然気にしなさそう。