パトリック・ルフェーブル「ヴィズマとの合併が消滅して本当に良かった」
パトリック・ルフェーブル「あの合併が実現しなくて本当によかった」
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昨年の9月に突如報道され、2023年のおそらく最も衝撃的だったであろうニュースは、当時のユンボ・ヴィズマ(現チーム・ヴィズマ・リースアバイク)とスーダル・クイックステップとの合併話だっただろう。その時の第一報を紹介したのが次の記事だった。
過去記事:【!?】ユンボとクイックステップが合併で史上最強チームが誕生か?
もし実現すればロードレース界のビジネスモデルに改革を起こせる可能性があったニュースだったが、幸か不幸か実現せず現在の状態となっている。しかし少なくともスーダル・クイックステップのボス、パトリック・ルフェーブルにとっては合併話の消滅は福音となったようだ。
パトリック・ルフェーブルは、仮に合併が実現していた場合は「血祭り」になっていただろうと語る。
すなわち、合併が実現すれば2チームが1チームになるため、単純に1チーム分が消滅することになる。これは1チーム分の選手やスタッフが、つまり多くに人間が職を失うことを意味する。これを彼は「血祭り」と表現した。
そして以前の記事でも紹介したと思うのだが、ルフェーブルは仮に合併が実現した場合にそのような大量の失職者の発生をさけるため、彼らの受け皿となる「Bチーム」の設立を考えていた。
だが結局ルフェーブルにとっては幸運なことだったか、合併の実現はならず、そうしたことは杞憂に終わった。こうした意味でパトリック・ルフェーブルは合併の消滅で自分はかなり安堵したと語る。