レムコはジロとツールに出場という予定だった?
Share your love
今年の夏、ベルギーの若き大エース、レムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)がツール・ド・フランスに初出場する予定だが、所属チームのスーダル・クイックステップのボス、パトリック・ルフェーブルは、「そもそも最初のレムコの希望は、ジロとツールだった」と明らかにした。
昨年のジロではその最初の休息日にレムコはコロナ感染が発覚し、そこでリタイア。1人寂しくジロから去ることとなった。そのときの記事がこちら。
→過去記事:【悲報】レムコ・エヴェネプールがジロをリタイア。コロナ感染
そして昨年のこの不幸の前には、初出場となった2021ジロでは落車で途中リタイア。ジロでの不運が続く感じになっている。そうした縁起の悪さをレムコ本人も感じているのか?少し前には、ジェイ・ヴァインが「レムコがジロはもう走らないかもって、そう言ってたで」と明かしたこともあった。その記事がこちら。
→過去記事:レムコはもう二度とジロは走らない?
今回パトリック・ルフェーブルは、「2024年についてはレムコはジロとツールに出たがっている」と聞と明かすが、レムコがどういった理由でジロは走らずツールを優先すると考えたのかは明らかになっていない。
ルフェーブルは「レムコがジロを制覇するのを見たかった」「自分がトレーナーなら、レムコをジロに出場させようとかなり説得しただろう」と話し、今年のジロにレムコが出ないことを個人的に残念がっている。
今年のジロは個人TTが比較的長い距離となっているため、個人TTに強いレムコと相性がいい。そうした点ではツール・ド・フランスよりも上位に食い込める可能性は高かっただろう。ただ、総合優勝となるとタデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)も出場するため、ポガチャルがガチでジロを狙ってきた場合は苦戦必至となっただろう。まぁどちらにしろツールでは王であるヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)がいるわけだが。