メカニックを選手として偽装!?UCIがチームCynisca Cyclingに制裁
女子コンチネンタルチームCynisca Cyclingが、メカニックを選手に偽装させてレース出場するもバレてUCIから制裁
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メカニックを選手として登録していたチームが、UCIから制裁を受けた。次のUCI公式ページを見てほしい。
UCI公式:Decision of the UCI Disciplinary Commission concerning the Cynisca Cycling team
今回問題となったチームは、アメリカの女子コンチネンタルチームのCynisca Cycling。
同チームはベルギーで開催されたワンデイレースArgenta Classicに出場しようとしてた。その大会では5名の選手が必要というルールだったが、困ったことに同チームのフランス人が1人病気で出場できないこととなった。
大会審判団から「レース前の署名が4人なら出場させられない」と言われ、同チームの監督は他の選手4人に対して「彼女はここにいるけど、ちょっと体調が悪いんだ」と嘘をつくよう指示。彼女らはそれに従った。
監督はさらに、メカニックの女性に選手のチームジャージを着させて、顔にはマスクをつけさせ、5人目の選手としてスタート地点に送り込んだ。メカニックを選手に偽装したわけだ。そしてこれがUCIにバレた。
今回のUCI発表では、その監督を主犯格と認定し2025年12月31日までレース界でのあらゆる活動を禁止させ、同時に罰金も課すとこととなった。
また選手になりすましたメカニックの女性については、積極的に偽装に加わったとして2024年9月1日までレース界の活動を禁止する処分となった。
加えて他の選手4人についても、監督の不適切な指示に従ったということで厳重注意処分となった。