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ロードレース2024ストラーデ・ビアンケとタデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)

新たな伝説誕生!2024ストラーデ・ビアンケの感想、結果、ハイライト動画

また新たなポガチャル伝説が誕生。2024ストラーデ・ビアンケの感想、結果、ハイライト動画

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かぎりなくモニュメントに近い準モニュメントレースの2024ストラーデ・ビアンケは、タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)の今シーズン初戦でもある。今大会は例年と異なるコース設定だったわけだが、観客の熱狂という点でその主催者の思惑は大成功となった。

そんないつもとは異なる雰囲気の2024年大会は、これまでとは全く違う異次元のレース展開となり、まるで2018年のジロ・デ・イタリア第19ステージで80kmを独走して勝利したクリス・フルームを思い出させるような、伝説的独走勝利が誕生した。

コース

今年のコースは大会史上初めて終盤の勝負どころが周回コースとなった。そのコースについては下の記事ですでに紹介してあるので見ておいてほしい。

感想・ハイライト

ピーター・サガン登場

残り90km:雨を前に、クイン・シモンズ!

ロードレース2024ストラーデ・ビアンケとクイン・シモンズ(Quinn Simmons)

Jスポの放送が始まるとすぐに雨がポツポツと。先の道の空にも雲がひろがり不穏な雰囲気が漂い始める。

そんな雰囲気の中、残り90km以上あるところでリドル・トレックのアメリカ王者クイン・シモンズ(Quinn Simmons)が単独でアタック。1人先行することに成功する。

このあとしばらくして雨が本格的に振り始めたので、ひょっとしたらこれは悪天候を見越して、そうなった場合のリスクと無駄な体力消耗を減らす作戦なのだろうか?

残り85km:ジュリアン・アラフィリップが落車でリタイア

スーダル・クイックステップのエースだと思われたジュリアン・アラフィリップ(Julian Alaphilippe)だがなんとレースが本格的に動き出す前に、チームメイトのPaul Magnierとともに落車に巻き込まれてリタイアしたようだ。上の投稿の画像はPaul Magnierの負傷だ。

残り80km:ポガ?ポガッ?ポガァァァ?

案の定、雨が本格的に降り始めたあと、なんと残り81kmでポガチャルがアタック!

🐷「ファッ!?」

🐷「後続何しとるんや・・・アカンで、これアカンやつやで・・・」

ポガチャルは今日がシーズン初戦。先日はオ・グラン・カミーニョ(O Gran Camiño)でライバルのヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)がシーズン初戦でいきなり総合優勝していたが、ポガチャルはポガチャルで限りなくモニュメントに近いレースでいきなり優勝となるのか!?

主催者の思惑大成功!観客多すぎ!

今年は勝負どころの名物の登りが周回となり、選手の走りをニ回見られることとなりレ・トルフェ(Le ToLfe)の登りにも観客が殺到!まるでツール・ド・フランスの名物山のような人だかり!ポガチャルを応援するスロベニア応援団も熱い!

🐷「邪魔ァ!!」

ポガチャルはサドル・バッグに予備チューブ入れてる?

ポガチャルのサドルに、サドルバッグっぽいものがぶら下がっていて、「なんでプロのレースでサドルバッグなんて無駄なものを(重量も増えるし)?」と思っていたら、ボーラ・ハンスグローエのボブ・ユンゲルスが「あれはGPSデバイス」と教えてくれた。次のX投稿のコメントのやりとりを見てほしい。

追走グダグダ、ポガチャル快走!

肝心の追走はもうグダグダ。昨年の王者トム・ピドコックもいたものの長時間全く動かず。

そんな追走集団にはポガチャルのチームメイトのティム・ウェレンス(Tim Wellens)が陣取ってライバルたちをマークし、追走集団の走りを乱す仕事をきっちりとこなす。

アイルランドのスター選手ベン・ヒーリー(Ben Healy)がなんとか飛び出そうと積極的に何度も仕掛けるも全て不発に終わる。みんなずっとお見合いのような感じで速度があがらない。

雨も結局は一部の区間だけでレース後半は天気も問題なく、結局そんなこんなでたった1人で走るポガチャルとの差は開くばかり。

終盤になってようやくロット・デスティニーのマキシム・ファン・ヒルス(Maxim Van Gils)が追走から抜け出し、そしてすぐあとにリドル・トレックのトムス・スクインシュ(Toms Skujiņš)もそれを追う形で抜け出すことに成功。

だがもはやその時点でレースは完全に終了。なんかもうポガチャルの80kmのウイニングランを見ているだけという感じになる。

伝説の誕生:80kmの独走劇で圧勝

普通のストラーデ・ビアンケのゴールシーンといえば、あの世界で最も美しい激坂で少数の選手らによるスプリント合戦か、先行する選手をすぐ後ろから猛追して抜き去る展開が多い。つまり最後の激坂が最後の決定的な勝負どころとなることが多い。

ところが、今日のポガチャルは圧倒的なタイム差を得て、その本来は激闘の舞台となる激坂を悠々と、まるでクールダウンしながらのんびりと走行。

ロードレース2024ストラーデ・ビアンケとタデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)

また新しい伝説をロードレース界に刻んだ若き英雄にふさわしい、こんな光景が映像に映し出された。

🐷「こんな映像ずるいわ」

タデイ・ポガチャル、2024年シーズン初戦を伝説の80km独走で圧勝。この男、今年もヤバスギル。

今日のまとめ

レース全体のハイライト動画

結果(トップ10)

1Tadej Pogačar UAE Team Emirates1位との差
2Toms Skujiņš Lidl – Trek2:44
3Maxim van Gils Lotto Dstny2:47
4Thomas Pidcock INEOS Grenadiers3:50
5Matej Mohorič Bahrain – Victorious4:26
6Benoît Cosnefroy Decathlon AG2R La Mondiale Team4:39
7Davide Formolo Movistar Team4:41
8Lenny Martinez Groupama – FDJ4:48
9Filippo Zana Team Jayco AlUla4:49
10Christophe Laporte Team Visma | Lease a Bike5:17
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piginwired
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6 comentarii

  1. うおおおお!
    これはクラシックとダブルツールと五輪と世界選手権も期待できるやんけ(欲張りセット)

  2. ご無沙汰してました。
    今年ほど平和なゴールシーンは見たことない気がしますね。
    ところで、ポガちゃんのサドル下に付いてた謎の物体は結局何だったんでしょうね?

  3. ポガチャル「ヴィンゲゴーがスペインで無双していたので、カッとなってやった。後悔はしていない。」

    ヴィンゲゴー「やべっ、もっと長距離独走しないと……。」

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