パトリック・ルフェーブルがE3のふがいなさに激怒。ヘントではメルリールに期待

昨夜の2024E3サクソクラシックは、優勝候補の二強のうちワウト・ファン・アールト（Wout van Aert）が重要な石畳の登り区間で単独落車し、戦線離脱。そしてもう1人の怪物マチュー・ファン・デル・プール（Mathieu van der Poel）は爆走で独走をキメた。

→ワウト落車あああ！！マチュー加速！！！2024E3の結果とハイライト動画

マチューを必死に追いかけたユンボ・ヴィズマとリドル・トレックだったが力及ばず。

一方で少し前までクラシックで圧倒的な存在感と勝利数を誇り、やりたい放題に石畳クラシック戦線を支配していたスーダル・クイックステップ（SoudalｰQuickStep）はというと、なんとイヴ・ランパールト（Yves Lampaert）が28位に入るのがやっという結果だった。

かつての強さの欠片も見られなかった昨夜のレースにチームのボスであるパトリック・ルフェーブル（Patrick Lefevere）が激怒したようだ。

情報源：“I WEIGH MY WORDS, BUT THEY WERE SERIOUSLY INADEQUATE” – PATRICK LEFEVERE RANTS FURIOUSLY AFTER SOUDAL – QUICK-STEP’S POOR SHOWING AT E3 SAXO CLASSIC

ルフェーブルは地元メディアHet Nieuwsbladに対して次のようにしゃべったようだ。

“Let me be honest: how we pulled away as a team was just painful,”

訳「正直、うちのチームがどんどん先頭グループから遅れていく光景が苦痛やったわ」

“I saw us leading around 90 kilometres from the finish, but after that: the big nothing. We don’t even participate in the group behind Mathieu van der Poel and Wout van Aert. Lidl-Trek has three men in the top ten. UAE Team Emirates without Tadej Pogacar is down to two men. And we have nothing.”

訳「ゴールまでまだ90kmある地点ではプロトン先頭で存在感あったのに、それからはさっぱりや。どうなっとんねん。マチューやワウトを追う集団にすら入れてないんやぞ。トップ10にリドル・トレックはに3人、UAEはポガチャルいないのに2人。うちはゼロや。なんやこれ」

ただ、続いて日曜日に開催される次のクラシック戦線の定番レースであり、ピュアスプリンターが勝てるヘント～ウェヴェルヘム（Gent-Wevelgem）については、チームのエーススプリンターであるティム・メルリール（Tim Merlier）が出場するためチームに希望を運んでくれそうだと期待する。

たとえ最後はスプリント勝負になって、ヴィズマ・リース・ア・バイクのオラフ・コーイ（Olav Kooij）やアルペシン・ドゥクーニンクのヤスペル・フィリップセン（JasperPhilipsen）との争いになっても、そっちのほうがスーダル・クイックステップ的には都合がいいと話す。