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先日閉幕した2024ボルタ・ア・カタルーニャ。結果からいえば世界中が予想していたとおりタデイ・ポガチャルのための大会となり、ポガチャル圧勝という記憶だけで終わった感もある。
ただ、スーダル・クイックステップに移籍したばかりのミケル・ランダが見せた思わぬ安定感と底力(総合2位)、そして下半身不随となる可能性もあった大事故から長期間かけて回復途上にあるイネオスのエガン・ベルナル(総合3位)が取り戻した輝きはファンに何かを期待させるに十分なものだっただろう。
さてそのエガン・ベルナルだが今回の好調さをうけて、今年のツール・ド・フランスに出場できるのではないかという可能性が出てくるわけだが、イネオス側は「すべての可能性は排除されていない」と語り、ベルナルのツール出場に含みをもたせる。
今回のカタルーニュアでの好走についてイネオス側は、「これがジロとツールを制した男や。もしベルナルがかつての力を取り戻すなら、カタルーニャ表彰台は当然のこと」、「どんどんよくなっていってる」などと話す。
今年のこれまでの走りを見れば、ベルナルが本来のレベルに戻りつつあるのは間違いないと言えるのではないだろうか。もちろんレースに出場し続ければ調子の波はあるだろうし、また再び落車で負傷し調子を落とす可能性もある。
ただかつての力強さを取り戻したとしても、今のツールを支配する二強のポガ&ゲゴと戦えるか?と言えば、なかなか難しいだろう。それでもその次のレベル、表彰台の三番目の席を狙えるレベルではあるだろう。そうした二番手の優勝候補グループが増えれば、ツールの展開もよりおもしろくなるはずだ。
さてそんなベルナルだが今年の最優先グランツールは唯一優勝経験のないブエルタ・ア・エスパーニャだ。
だが予定は変わるもの。ひょっとしたら昨年のように今年も予定を変更してツール・ド・フランスに出場する可能性はある。ピドコックやロドリゲスとともにベルナルもツールを走ることになるのではないか?
この点イネオス側は、
“So we’ll see after this race. Who knows. We’ll have to see. Everything is possible.”
訳「今後どうなるか注視したい。どうなるかわからんからね。すべての可能性があり得るからね」
と語り、予定が変更となる可能性に含みをもたせる。