アラフィリップ、骨折していた
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スーダル・クイックステップ(SoudalーQuickStep)はティム・メルリール(Tim Merlier) の活躍はあったものの、今年の春のクラシックでも今のところはチームとしてあまり目立った結果は残せていない。
そのクラシック戦線でこれまで出場を続け、来月から始まるジロ・デ・イタリアに出場予定のジュリアン・アラフィリップだが、なんと膝を骨折していたもよう。
情報源:Julian Alaphilippe says he raced with fractured knee through spring campaign
今回アラフィリップがフランスメディアのLe Parisienに明かしたところによると、今年のストラーデ・ビアンケで落車したときに、左の膝の腓骨を骨折したもよう。
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しかし骨折したまま彼はその後のレースに出場を続けてきた。ミラノ〜サンレモもロンド・ファン・フランデレンも走った。
だが彼はそれを世間に黙っていた。理由は「言い訳をしてるとか思われたくなかったから」とのこと。もちろんチームの医療班とはきちんと話をしていたが、レースに出るかどうかは本人の判断にまかせるとの方針だったようだ。そうしてアラフィリップは骨折しているにもかかわらずレースに出続けたわけだが、やはりそれは間違った判断だったと反省する。
たしかに今のスーダル・クイックステップはクラシックでのタレントが不足していると言えるし、アラフィリップのこの骨折の程度もレースに出場できないレベルのものではなかったのだろう。しかしだからといって、モニュメントのクラシックレースのように激しいレースに出場させたチームの判断は一体どうだったのか。きっぱりと出場を許さないとしたほうが良かったのではないか。はたしてジロ・デ・イタリアには万全の状態で参戦できるのか?