今夜チーマコッピ!2024ジロ第16ステージのプレビュー。ステルヴィオ峠は雪崩リスク回避でなし。
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今夜の2024ジロ・デ・イタリア第16ステージは大会最高到達地点(チーマコッピ)が登場する。
ただ以前に発表されていたステルヴィオ峠がなくなるコース変更が行われた。理由は大雪による道路状況と雪崩の可能性だ。そのため、本来ならばステルヴィオ峠で2758mのチーマコッピとなるはずだったが、そのかわりに標高2489メートルのジョーゴ・ディ・サンタ・マリア峠が加えられ、そこがチーマコッピとされた。なおコースの走行距離は4kmほど長くなった。
ちなみにコース変更前のコースプロフィールはこうだった。
そしてコース変更後のコースプロフィールがこちら。
5月21日(火)午後6:05〜
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) May 19, 2024
Cycle*2024 ジロ・デ・イタリア 第16ステージ
【リヴィーニョ 〜 サンタ・クリスティーナ・ヴァルガルデナ】
202km(山岳 ★★★★☆/獲得標高4350m)
解説:中野喜文さん、永井孝樹さん
実況:長澤洋明さん、足立清紀さん#GirodItalia #jspocyclehttps://t.co/Fa8iZNS8OA pic.twitter.com/YGaR37TPlS
上の変更前後のコースプロフィールを見てもらって分かる通り、その前後でコースの特徴に大きな変更はない。序盤にチーマコッピ。そこからはずっと下り基調で最後に再び厳しい2級山岳となっている。
ポガチャルが圧倒的なリードをもちながら記者会見で「これからは守りの走りをするかも」という発言をしていたこと、そして休息日明けであること、さらにチーマコッピはあくまで序盤に登場ということなどをふまえると、サンタ・マリア峠では総合争いは発生しないかもしれない。
むしろ総合勢にとって危険なのは登りよりもその後の下りかもしれない。峠からの長い下りと、その後も下り基調ということで体が冷えて急に思ったように動かなくなる危険性があるからだ。それまでは好調だと感じていても下りでいきなり不調になることもあり得る。プロ選手は極限まで肉体の脂肪を削っているため余計にそのリスクは高い。サンタ・マリア峠の下りにまずは着目したい。
そしてゴールの舞台となる1級山岳と2級山岳の連続は次のようなプロフィールだ。
サンタ・マリア峠よりはおそらくこの2つの山岳で総合争いが激しくなる可能性が高いか。ロマン・バルデが再びアタックをしかけ、ポガチャル以外の総合争いをおもしろくする展開に期待したい。
またボーラのダニエル・マルティネスとイネオスのゲラント・トーマスとの2位、3位争いも熾烈になるだろう。ボーラよりチーム力が上であろうイネオスがこの2つの登りでダニマルに対して攻撃をしかけるか?
優勝予想は、サクっと大逃げが決まってからの、今日こそナイロ・キンタナ!
キンタナ??昨日も力尽きだ!
まだまだいける!いける!標高高いからコロンビア有利!
第15ステージのキンタナの走りを見たら、期待せずにはいられない…。
ちなみに迂回ルートは2017年ジロ第16ステージで使われてるのですよ…。(ただし今回とは反対周り)
そして、例の事件の現場も……。
https://x.gd/I69yD
キンタナ「補給食にココアをたっぷり用意した!」
悪天候でカットされちゃいましたね…
新しいスタート地点はここだったようです。
https://x.gd/tYh8F
だいぶコースの性質かわっちゃったブヒね。
いろんな選手も思惑が肩透かしになったかも