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昨夜の2024ジロ・デ・イタリア第16ステージは久しぶりにちょっとしたモビ☆スタ劇場が見られて、視聴者も満足したことだろう。
そしてそのモビ☆スタ劇場の恩恵を最も受けたのは、チームUAEとタデイ・ポガチャルだった。
実際、レース後にUAEとポガチャルは「レース前は今日は勝つつもりはなかったし、スタートしてから逃げを見送ってリラックスしてた」と語る。
情報源:①“I WAS THINKING ACTUALLY THAT GIULIO PELLIZZARI WOULD WIN TODAY’S STAGE” – TADEJ POGACAR RIDES TO ALMOST ACCIDENTAL 5TH GIRO STAGE WIN、②“HE TOLD ME TO GO AND WIN THE STAGE” – RAFAL MAJKA REVEALS TADEJ POGACAR ATTEMPTED TO GIFT STAGE 16 VICTORY AT THE GIRO D’ITALIA
だがUAEの思惑とは別に、モビスターはステージ優勝とエイネル・ルビオのために総合上位陣をふるい落とす作戦に出た。これについては先ほどの記事で書いた通りだ。
UAE勢としてはいきなりモビスターが先頭で積極的にペースを作りプロトンをコントロールし始めたことで、自分たちがプロトンを牽引する必要がなくなり、お気軽ムードに。
しかもポガチャルは「雨の中でどうなるかと思っていたら、走り始めてみたら調子良かった」ということで、そのモビスターの牽引でも苦しむことなく、逆にそのモビスターを利用する形で省エネで走ることに成功。
このようにモビスターはUAEのためのお膳立てをした形となった。
そして終盤になりメイン集団が逃げに近づくと、ポガチャルのアシスト軍曹ラファウ・マイカは「あれ?うちのチームけっこうまだアシスト残ってるやん?これステージ優勝狙えるやんけ」と思ったようだ。
そこである地点に差し掛かったところでマイカが加速し一気に集団のペースを上げた。これについていけたのはエースのポガチャルを含めて少数。
実はこの時点でポガチャルはマイカにステージ優勝させようと思っていたようだ。レース後にマイカが言うには、「ポガチャルがステージ優勝を勧めてきた」とのこと。しかし高速牽引で疲れていたマイカは逆に「俺は限界やから無理。ポガチャルおまえが行け」と返した。そしてポガチャルが発射されるという流れだったようだ。