斜度15%でポガチャル動く?今日の2024ジロ第19ステージのプレビューとコースプロフィール
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昨夜の2024ジロ第18ステージは大迫力と混沌の大集団スプリントステージとなったが、今日の第19ステージは登れるパンチャーのためのステージだ。ピリリと辛味アクセントの効いたコースレイアウトとなっている。
5月24日(金)午後9:00〜(英語版:午後7:55)
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) May 23, 2024
Cycle*2024 ジロ・デ・イタリア 第19ステージ
【モルテリアーノ 〜 サッパーダ】
157 km(丘陵 ★★★☆☆/獲得標高 2850 m)
リモート解説:中島康晴さん
解説:浅田顕さん
実況:谷口廣明さん#GirodItalia #jspocyclehttps://t.co/6QTze9kjzB pic.twitter.com/803VwJoXU6
1級山岳は登場しないものの、このように後半つれて登りが厳しくなるレイアウトとなっている。そしてこのステージの最後の登りの詳しいデータがこちら。
データ的には特に厳しい登りではないが、後半に向けて斜度があがり最大斜度は15%の区間もある。総合系エースや逃げ集団からこの区間で勝負をかける選手が出てくるだろう。
そしてまたタデイ・ポガチャルがこの区間で加速するかもしれない。そうなればもう誰もついていかないだろう。ついていっても無意味だからだ。ポガチャルの動きは完全にスルーするほうが正しいという現実がある。
下手についていっても肉体の限界を迎えるだけ。加えて、そもそもポガチャルとは大きなタイム差がついているので今日と明日のステージで逆転とか無理だからだ。それよりも自分の順位を死守、あるいはポガチャル以外の選手を攻撃するほうが合理的。
「ポガチャルは好きにさせとけ」。みんなそう思っているかもしれない。そんな現実をポガチャルはどう思っているのだろう。
あとはポガチャルがステージ優勝を狙うのかどうか。先日のモビスターやDSMのように、UAE以外のチームが積極的にプロトンを高速化させる展開となれば、その動きを利用して最後にポガチャルが加速というのはあり得るだろう。逆にそれがなければUAEとしてはもう何もしない可能性が高いか。
ステージ優勝予想は、最近絶好調のジュリアン・アラフィリップ!
山岳賞争いでポガチャルを逆転するには、今日と明日両方逃げてポイントを稼ぐのが必須(ペリッツァーリは第20ステージだけで逆転可能だがかなり非現実的)なので、可能性あるペリッツァーリ・キンタナ・シュタインハウザーが逃げに乗れるかがまずは見もの。
ステージ優勝争いは……トレンティンやグローブスなら逃げて狙えなくはなさそう…。
なので、トレンティンと一緒に逃げて、終盤上手く抜け出したストーラーが独走勝利と予想。
後はトルメッゾ出身のミランが故郷に錦を飾る余裕があるといいですね。
いつものメンバーが逃げるだろうとは思ってたけど、ヴェンドラーメの存在をすっかり忘れていたブヒ。
ベン・オコナーのアシストとしてべったり守っているだろうとばかり思ってたブヒねぇ。