まさか最終日にログリッチ窮地！2024ドーフィネ第8ステージの結果とハイライト動画

昨夜は2024クリテリウム・デュ・ドーフィネの最終日となる第8ステージが行われた。第6ステージから続く山岳ステージ三連戦の最後でもある。

総合首位のプリモシュ・ログリッチと2位のマッテオ・ヨルゲンソンとの差は1分2秒。最終日での逆転のためにヨルゲンソンとしては博打を打って全力でしかけるしかない状況だった。

そして実際にヨルゲンソンはゴールまで残り5kmのところでイネオスのカルロス・ロドリゲスともに攻撃に出たわけだが、なんとログリッチがそれに対応できず遅れる。その結果マイヨ・ジョーヌ争いがギリギリのタイム差で決着がつくことになった。

第8ステージのコース

感想・ハイライト

残り5kmでヨルゲンソンが攻撃へ

8秒差の決着！

ヨルゲンソンの攻撃に対してマイペース走法でなんとか耐えるログリッチ。しかし両者の差は少しずつ開いていき、1分弱の差がつくかどうかの攻防になっていく。

そして上述のようにログリッチとヨルゲンソンのタイム差はレース前に62秒。もし仮にヨルゲンソンがステージ優勝すれば10秒のボーナスタイムを得られ、その場合ログリッチはヨルゲンソンから52秒以内にゴールしないと逆転で優勝を逃してしまう可能性が出てくる。

そのギリギリの争いの結末がこちらの動画。

このようになんとかログリッチが8秒差でマイヨ・ジョーヌを死守。ツール・ド・フランス前にその前哨戦を制することができたわけでツールへの良いはずみとなっただろう。

ログリッチはポガチャルに勝てるか？

しかし、もし今日のレースにポガチャル＆UAEが出ていれば、ポガチャルはアタックしたヨルゲンソンを追いかけて逆にヨルゲンソンを置き去りにして独走勝利したのではないかとも思ってしまう。

ログリッチ＆BORAとしては順調な仕上がり具合だろうが、ポガチャル＆UAE（もちろん希望としてはヴィンゲゴーも）をツールで撃破するにはあともう少しだけ追い込んだ調整が必要そうだと今日のステージを見て感じた。それほど今年のポガチャルはキレていると思う。

レース全体のハイライト動画

最終結果

ステージトップ10

最終総合トップ10

最終各賞1位