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この前マーク・カヴェンディッシュが騎士の称号を叙勲されたことを伝えたが、そのカヴェンディッシュとおなじく「サー」の称号を与えられたブラッドリー・ウィギンスが現在ホームレスとなっている。
ウィギンスは2004年に大英帝国勲章オフィサー(大英帝国四等勲爵士)、2009年には同コマンダー(大英帝国三等勲爵士)を授与されている。2012年ツール・ド・フランスを英国人として初制覇し、その後のチームSky大帝国の繁栄の礎となった選手だ。オリンピックでも個人で6つのメダル(そのうち5つは金メダル)を獲得してきた。
引退後は自身の知名度を生かし若手を育成するロードレースチームのTeam Wigginsを作るなどしてきたが、自身の権利の運用・管理を担う会社Wiggins Rights Limitedは2022年9月に清算手続に入ったと報道されており、それに続いて昨年11月にはウィギンス個人も約100万ポンド(約2億円)ほどの負債を抱えていると報道された。
そして先週、ウィギンスは破産を宣告され無一文に。彼の弁護士曰く、「完全に無一文。1ペニーすら彼は持っていない」、「今は家も失くしホームレス状態。友人たちの家を泊まり歩いている。ウィギンスが今夜そして明日の夜もどこで寝るのか私もわからない」と現在のひどい状況を明らかにする。
すべての資産を失ったウィギンスは、これまでの輝かしい功績を称えるトロフィーなども差し押さえられ売却処分されそうな状況にもあるようだ。
このような惨状に陥った原因の1つには、彼の名声を利用しようとすべく近づいてきた「アドバイザー」や「コンサルタント」がある。同弁護士は、ウィギンスは彼らに利用され騙されたとも語る。