ポガチャルがコロナに感染していたことを明らかに。
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いよいよ明日から始まる2024 ツール・ド・フランス。その優勝候補の一人といえばタデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)。今年の2024 ジロ・デ・イタリアを圧勝し、21世紀初のジロとツールを連続で制するダブルが期待されているところだ。
だがそんなポガチャルが昨日のインタビューで、コロナに感染していたことを明らかにした。
ポガチャルのコロナ感染
ポガチャルが言うには今シーズン中にコロナに感染したことが複数回あったような気がするとのこと。あまりよく覚えていないようだ。つまり記憶に残らないほどの軽い症状で済んでいたということだ。もちろん今はきっちりと回復していて何の問題もない。
ポガチャルは、彼の体はすでにコロナウィルスに慣れているので軽い症状で済んだと考えている。実際、感染してもちょっとした風邪のような感じというレベルだったもよう。
ポガチャルが覚えている直近でのコロナ感染は10日ほど前らしい。ただこのときも1日トレーニングを休み、屋内でローラー台を回していたとのこと。このときも軽症でおわり、ツールに向けた準備もスムーズにいったとのこと。したがって現在はコロナ感染の影響は残っていない。
今年のツールはコロナ厳戒態勢?
さて今年のツール・ド・フランスだが、昨年とは少し異なる点がある。それはコロナ対策が昨年より厳格になっているような感じがすることだ。
実際、昨日の記者会見ではレムコ・エヴェネプールはマスクを着用してのぞんだ。レムコは昨年のジロ・デ・イタリアを第1週目にコロナ感染でリタイアせざるをえなかったという苦い経験を持つ。
またチーム・ヴィズマ・リースアバイクはセップ・クスのコロナ感染によるツール・ド・フランス欠場という事態を受けて、チームとしてコロナプロトコルを導入することを決定。毎日コロナ検査を行い、そして感染が疑われた選手・スタッフは隔離されるなど、まるでコロナ災禍中のような対処を再びとるようだ。
欧米社会としてはすでにコロナは過去の話という扱いだが、ツール・ド・フランスではコロナの脅威を再認識しているような状態といえるだろうか。