来年レムコ・エヴェネプールはミラノ~サンレモとロンドに出場か
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先日のパリ五輪個人タイムトライアルで金メダルを獲得したベルギーの至宝レムコ・エヴェネプール。個人タイムトライアルに限れば、世界選手権、オリンピック、ヨーロッパ選手権、ベルギー選手権の全てで優勝したことがあるというキャリアを有するに至った。
初出場となった今年のツール・ド・フランスでも総合3位。レベルの違う化け物二人がいたせいで初出場で初優勝という偉業は実現できなかったが、それでも今後のツールで総合優勝できるという可能性を周囲に認めさせ、同時に彼自身ものその自信を深めたのではないだろうか。
さて、そんなレムコ・エヴェネプールの来年度の目標レースはどうなるのか。それについてボスのパトリック・ルフェーブルは、ミラノ~サンレモ、ロンド・ファン・フランデレン出場を考えていると公言した。
もちろん来年のツール・ド・フランスにも出場し、そこでの総合争いが年間最大の目標となるだろうが、来春はパリ~ニースまたはティレーノ~アドリアティコから1つと、そしてミラノ~サンレモ、さらに北のクラシック戦線では、ドワルス、E3、そしてロンドへ。その後はやはりリエージュを狙い、そしてツールに向けた準備に入る。そのような来年の青写真をルフェーブルはメディアに対して明らかにする。
現代ロードレースでは分業制が当たり前になったこともあって、かつてはグランツールの総合系エースが北のクラシック戦線に積極的に参戦し優勝を狙うなんてことはあまりなかったが、近年はタデイ・ポガチャルが石畳モニュメントのロンド・ファン・フランデレンで優勝、そしてミラノ~サンレモでも果敢に優勝を狙って連続出場するなど、そんなロードレースの長年の慣習を破壊した。
そんなポガチャルにレムコも続こうとしているのか、あるいはレムコの中にあるベルギー人の魂が騒ぐのか。
ミラノ~サンレモの参加は面白そうですね。レムコの脚質的にいい勝負出来ると思います。
ただ、アルペシンの布陣が例年通りだとしたら、UAE,スーダルはクラシック班を強化しポッジオの登りより前に仕掛けていかないと同じ結末が待っているような気もしますが・・ポガチャルとレムコが協調出来れば二人の優勝の可能性は高まりそうですね。
ブタも登れてTT能力も高いレムコとポガチャルが二人で逃げればかなりおもしろくなるし、勝機も増えると思うブヒね。
これまでどおりポッジオの後半で動いても仕方ないので、チプレッサで二人で大きな動きを作るというおもしろ展開に期待したいブヒね。