ブエルタ運営側がUAEにアユソーを出場させてくれと懇願
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今年のブエルタ・ア・エスパーニャは8月17日からポルトガルの首都リスボンから始まるわけだが、その運営側がチームUAEの21歳のスペイン人、フアン・アユソーを出場させてくれとUAEへ頼み込んでいるようだ。
情報源:Vuelta a España director asks UAE Team Emirates to include Juan Ayuso in line-up
今年のブエルタ・ア・エスパーニャは昨年度のようにチーム・ヴィズマ・リースアバイクが話題も結果も何もかも全てをかっさらっていく独壇場とはなるはずもない。それゆえ主催者側も話題作りは大会アピールのために必要だ。メディアへの露出度と世間の関心の高さがスポンサーからの集金にも影響を及ぼし、大会の将来性にも関わってくる。
大会側としてはスター選手や地元の人気選手を多数そろえたいわけで、地元スペインの期待の若者フアン・アユソーにぜひ出場してもらいたいと、UAE側に懇願しているようだ。
そのアユソーはツール中にコロナに感染したため、ツールを途中リタイア。UAE側としても無理はさせたくないだろう。たとえコロナの後遺症がなくとも、ブエルタに向けた準備がしっかり出来ているのかも重要。UAE側は現時点ではアユソーの出場はないだろうという立場を崩していないように思える。UAEの選手としてはアダム・イエーツとジョアン・アルメイダが出場予定だ。
今年のブエルタのスター選手について言えば、ポガチャル、ヴィンゲゴー、レムコの3人は出場しない。一方で昨年の2023ブエルタ王者のセップ・クスはツール前にコロナに感染してツールに出られなかったが、ブエルタには出るもよう。
ログリッチは先日伝えたようにツールの落車で小さな骨折。絶対にブエルタには間に合わないというわけではないがまだ出場は未定。
またワウト・ファン・アールトももともと今年はジロとブエルタという予定だったので、ブエルタに出場する可能性がある。ただまだヴィズマ側から選手リストの提出はないもよう。
どれだけの有名選手が出場してくれるか、ブエルタ側も気が気でないようだ。