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いよいよ本日に行われるパリ五輪男子ロードレース。その優勝候補の一人が言うまでもなくマチュー・ファン・デル・プールだ。「マチュー vs その他」という構図になるとも予想されていて、誰もがオランダを厳しくチェックするだろうが、そんな中でマチューはどんな走りを見せるのか。
そんなオランダチームはパリ中心にキャンプをはらず、混乱や危険(交通事故や治安面?)を避けるためパリ郊外にキャンプをはっているもよう。
そしてマチューがライバルを攻撃する場所としてふさわしいのが、パリ中心部の周回コース(2周回)にある石畳の短い登りだ。Còte de la Butte-Montmartreと呼ばれる登りで、距離1.1km、平均斜度5.6%。
昨日までに各国の選手がこの登りを試走していたが、マチューは一切この登りを試走しなかった。理由はパリ五輪の変なルールだ。
情報源:Mathieu van der Poel skips recon of decisive Olympic Games climb over controversial rule
パリ五輪は試走にルールを設定していて、Còte de la Butte-Montmartreの登りでは試走で時速30kmを超えてはいけないというものだ。
メディアでのインタビューで、マチューはこの珍しい試走時の速度規制ついて、「速度制限を守って試走してもあんまり意味ないと思う。どうせ本番では何度か登るわけやし、本番で走ってみればわかるやろ」と話す。
これはもちろん石畳の登りで圧倒的な強さを持つマチューだから言えることだ。普通の選手ならばやはり石畳がどんな感触なのか確かめたいと思うのが当然。しかし、マチューは、石畳を試走しなくても自分の場合は特に影響がないという自信があるのだろう。