2024クラシカ・サンセバスティアンのレビュー、結果、ハイライト動画
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バスク定番のワンデイレース、クラシカ・サンセバスティアン。今年はツール・ド・フランス2位のヴィンゲゴー、パリ五輪で完走したばかりの新城、移籍確定が発表されたアラフィリップなどが出場。
→ついにアラフィリップ移籍へ。ルフェーブルが正式に移籍を認める
そんな2024クラシカ・サンセバスティアンを制したのは?
コース
感想・ハイライト
ヴィスマ勢がハイスキベルの登りを支配
❤️ JAIZKIBEL 🫶
— Donostiako Klasikoa (@dklasikoa) August 10, 2024
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残り60kmあたりで登場するのがクラシカ・サンセバスティアンで定番の名物峠ハイスキベル。上の画像のように距離7.9km、平均斜度5.6%、最大斜度12%の登りだ。
ここでヴィスマが集団を先頭でコントロールしてじわじわとライバルたちの脚を削っていく。同時に逃げていたものの遅れてきた選手らを吸収。そしてチームEFのサイモン・カーが単独で一番前で逃げる展開となっていた。このカーはヴィスマのプロトンに対して1分30秒ほどの差で逃げ続ける。
ヴィンゲゴーが登りで遅れる!
1級エルライツ
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) August 10, 2024
単独先頭のサイモン・カーはここまで
フロリアン・リポヴィッツとアラフィリップ!
Cycle*2024 クラシカ・サンセバスティアン
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続く1級山岳エルライツでついにレース先頭をひた走っていたサイモン・カーがプロトンに捕まる。同時にプロトンからフロリアン・リポヴィッツとジュリアン・アラフィリップが飛び出す。
— Donostiako Klasikoa (@dklasikoa) August 10, 2024
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そしてその後方ではなんとヨナス・ヴィンゲゴーが登りで遅れるという事態に。やはりツールでの疲れがまだ抜けておらずベストコンディションとは程遠いか。
1級山岳の前まで積極的にプロトンを牽引しいてたヴィスマだが、これで今日の優勝争いから全員脱落してしまうこととなった。
最大斜度27%!2級ピロテギ!
そして先頭争いではチームUAEのパヴェル・シヴァコフがアラフィリップたちを追い抜き単独でレース先頭に飛び出て逃げをスタートさせるもやがて、2級山岳のプロテギで再びアラフィリップたちが追いつく。
🔥 Alaphilippe is back at Pilotegi!!!!
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この2級山岳プロテギは最後の登りで、かつ、最大の難所。なにせ最大斜度が27%にもなる激坂だ。そんな激坂区間が連続して選手を苦しめる。そのプロテギのプロフィールがこちら。
Gaurko azkeneko malda, azkeneko mendatea, %27-ko gehieneko maldarekin 🔥 PILOTEGI 🔥
— Donostiako Klasikoa (@dklasikoa) August 10, 2024
🔝 EL MURO DE PILOTEGI 🔝
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そしてここから今日の優勝争いがクライマックスへ。
先頭集団を形成するのは、ずっと力強い走りを続けるジュリアン・アラフィリップに、チームUAEからはマルク・ヒルシとブランドン・マクナルティ、そしてイネオスのジョナタン・ナルバエス、リドル・トレックのパトリック・コンラッド。しかしそのすぐ後方にロット・デスティニーのレナルト・ファン・イートヴェルトらの追走が迫る。
この激坂の山頂を前にしてついにアラフィリップが決定的なアタック!
2級ピロテギの激勾配区間
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観客の熱い応援もすごい、勾配もすごい
アラフィリップがアタック💥
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このアラフィリップの攻撃に喰らいつけたのはマルク・ヒルシのみ!アラフィリップも強いがヒルシも強い!
アラフィリップはパリ五輪でもいい走りを見せていて11位、ヒルシは16位。またヒルシはパリ五輪直前のチェコツアーで総合優勝など今年はグランツールには出場していないものの、最近はずっと好調さをキープ。両者ともにコンディションがいいだけに今日の優勝は読めない。
そして上述のようにアラフィリップは移籍が決まっている。移籍先はまだ不明だが、その候補の1つにチューダー・プロサイクリングチームの名前があがっている。そしてスイス人のマルク・ヒルシ(かつてはファビアン・カンチェラーラが代理人だった)もUAEとの契約は今年まで。ヒルシも地元チームであるチューダーに移籍するかも?
今日はそんな未来のチームメイト同士?の争いとなったわけだ。
2級プロテギを登りきるとあとは下りと平坦のみ。市街地のテクニカルでちょっと危険なコーナーを抜けて最後はヒルシとアラフィリップの一騎打ち!
アラフィリップとヒルシの一騎打ち
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後続のファンイートヴェルトとのタイム差を気にしている
スプリント勝負はヒルシ🥇
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勝ったのはヒルシ!アラフィリップ一步及ばず!
アラフィリップ、いつぞやのように(レース名は忘れた)最後は焦ったか?最後は前に出ず、ヒルシの後方か真横につけてさえいれば勝てたかもしれない。ゴールに向かう途中でヒルシよりもアラフィリップほうがかなり神経質に後方から迫るレナルト・ファン・イートヴェルトを気にしていたので、そのへんの心理状態の差が影響したか?ただそれほどアラフィリップとしては勝ちたい、そして勝てると思ってたレースだったのかもしれない。
レース全体のハイライト動画
結果
1 | Marc Hirschi | UAE Team Emirates | 1位との差 |
2 | Julian Alaphilippe | Soudal Quick-Step | ,, |
3 | Lennert van Eetvelt | Lotto Dstny | 0:07 |
4 | Kevin Vermaerke | Team dsm-firmenich PostNL | 0:17 |
5 | Jhonatan Narváez | INEOS Grenadiers | 0:25 |
6 | Neilson Powless | EF Education – EasyPost | ,, |
7 | Patrick Konrad | Lidl – Trek | ,, |
8 | Michael Woods | Israel – Premier Tech | ,, |
9 | Jan Christen | UAE Team Emirates | 0:36 |
10 | Brandon Mcnulty | UAE Team Emirates | 0:37 |