アラフィリップとTudorの契約は時間の問題か
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先週土曜日に行われたバスクの定番レース、クラシカ・サンセバスティアンの前にスーダル・クイックステップのボスであるパトリック・ルフェーブルが明らかにしたジュリアン・アラフィリップの移籍。
過去記事:ついにアラフィリップ移籍へ。ルフェーブルが正式に移籍を認める
そしてアラフィリップはそのクラシカ・サンセバスティアンでスイス人のマルク・ヒルシと競り合い惜しくも2位。
過去記事:2024クラシカ・サンセバスティアンのレビュー、結果、ハイライト動画
このレビュー記事でも書いたように、そのマルク・ヒルシとジュリアン・アラフィリップにはスイスのProTeamのチューダー・プロサイクリングチームと契約するのではという噂が流れていた。
そして今回の情報源記事メディアCyclingnewsによると、少なくともアラフィリップについてはチューダーとの契約はもう時間の問題というレベルにあるようだ。
情報源:Julian Alaphilippe tipped to join Tudor Pro Cycling for 2025
チューダーがアラフィリップに関心を持っていると報道されたのは今年のジロ・デ・イタリア開催中のことだったが、最近になって複数のソースがアラフィリップとの契約はもうすぐにでも完了するとの見方を述べたもよう。
アラフィリップ本人がまだ移籍先のチーム名を発表したわけではないが、「まだ何も契約は決まっていないが、自分の中ではどのチームかはすでに決定ずみだ」と語る。
仮にアラフィリップとヒルシがチューダーに加わるとしても、2026年にチューダーがワールドチームへと昇格するのは難しい。現在のUCIランキングでチューダーはアスタナに続く22位だが、チームのUCIポイント数を見てみると、昇格対象となる2チームであるProTeam2位のロット・デスティニーと同1位のイスラエル・プレミアテックの2チームと比べると半分以下だからだ。
しかしフランス人の人気選手アラフィリップが所属となれば来年のツール・ド・フランスのワイルドカード枠での選出という可能性も出てくるかも?
そしてこのままチューダーが成長を続けると、2029年にはワールドチームへ昇格することが現地味を帯びてくるだろう。もちろんロードレースの世界ではスポンサー撤退によるチーム消滅なんてのは日常茶飯事なのでどうなるかは予想できないが。