正式にヴィスマがヴィクトール・カンペナールツ移籍を発表

これまで噂されていたとおりに、ロット・デスティニー（Lotto-Dstny）で走るベテラン、ヴィクトール・カンペナールツ（Victor Campenaerts）がチーム・ヴィスマ・リースアバイク（Team Visma | Lease a Bike）に移籍することが発表された。

契約はなんと3年で2026年まで。32歳になった選手が3年契約というのはあまり多くないと思われ、ひょっとしたら引退もヴィスマで・・・という気持ちがあるのかもしれない。もともと2016年と2017年に当時チーム・ロットNL・ユンボで走っていた過去があるので、古巣にカムバックという形になる。

今年のツール・ド・フランスでステージ優勝を飾った32歳のベルギー人は今はブエルタ・ア・エスパーニャに参戦中。仮にこのブエルタでもステージ優勝すれば、2021年のジロ、2024年でのツールに続いて全てのグランツールでステージ優勝をしたことになる。第1週目は大人しく走っていた（？）が、本人もそれを狙っていることだろう。

今回の移籍についてカンペナールツは、

“My ultimate goal is to one day win the Tour de France. I am not capable of doing so myself, but I can be a successful part of the team that achieves that victory.

訳「自分の究極の目標はツール・ド・フランス総合優勝。もちろん自分にはそんな能力はない。しかしそれが可能なチームの一員となればそれが実現できる」

と話す。来年のツールで、リベンジに燃えるヨナス・ヴィンゲゴーを牽引する姿が見られるか？