イネオスの内部はガタガタ。ピドコック「レース準備に集中できない状態」
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今年のグランツールでもその全てで極一部の日を除いて特に目立った結果を残すことができなかった元グランツール最強チームのイネオス・グレナディアーズ。
そんなイネオスは最近首脳陣も含めてチームからの離脱が相次ぎ、チーム内部のゴタゴタが取り沙汰されることが多くなっている。
最近もイネオスのパフォーマンスエンジニアのダン・ビガムが、イネオスは彼の能力を上手く使えていなかったとしてイネオスを辞めてレッドブルへ移籍した。
Welcome Dan Bigham and Jonny Wale to our new engineering unit!
— Red Bull – BORA – hansgrohe (@RBH_ProCycling) September 4, 2024
More here: https://t.co/PGcftOWKxA
📸 SWPix@DanBiggles22 #redbullborahansgrohe pic.twitter.com/6ipgkzP3T7
そんな今のイネオスの事情について、チームSky創設時からいるベテランのゲラント・トーマスは、「まるで連立政権みたい」と評していた。もちろんいい意味ではなく、「数合わせ」とか「みんな方向がバラバラ」という悪い意味で。
そしてパリ五輪MTB金メダリストのトム・ピドコックまでもがチームの今の実情を批判的に語る。
情報源:Tom Pidcock says “issues” within Ineos Grenadiers undermining his racing
ピドコックは先日までツアー・オブ・ブリテンに参加していたが、途中で落車リタイア。脳震盪の疑いだ。
そんな彼だが今のイネオスについて、とにかくレース以外の場面でチーム内部でいろいろ気を取られることが多すぎて、レースに集中できない状態だと批判する。そして実際にツアー・オブ・ブリテンでも期待通りの走りができなかった。
チームの内部のゴタゴタについて詳細は語らず、またイネオスから移籍するかどうかについても、「契約は2027年まである。それ以上のことは言えない」とだけ話す。
このままイネオスは空中分解してしまうのか、それともカリスマ性のある人物が登場し、チームをまとめあげるのか。今のこうした現状を考えると、抜本的かつ荒療治が必要なように見える。