ジャンニ・モスコン「今のプロトンでは110%じゃないと生き残れない」
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来年からレッドブルで走るジャンニ・モスコン。すでにチームのトレーニングに参加している。そんな彼は昨日ドイツの中学校で先生をしているAlidaさんと結婚式を挙げた。その様子が次のインスタだ。
奥さんはドイツ人のようだが、ひょっとしたらドイツチームであるレッドブルへの移籍にはそれが影響した可能性も?
これで私生活の充実が約束され、さらに強力な新チームへの移籍ということで来シーズンへのモチベーションはかなり高いものとなっているだろう。
そんなモスコンはプロのロードレース界のレベルが近年は昔と比べて上がっていることを認めながらも、来年度は2021年度の自分を取り戻したいと語る。
なぜ2021年といえば、その年のパリ〜ルーベで4位に入ったからだ。
その2021年パリ〜ルーベは前年の2020年がコロナ初年度で中止になり2年ぶりの開催となった。しかも秋に開催となったこと、加えて約20年ぶりの泥地獄となった大会でもあった。そういう意味では歴史的な特別な大会となった。その時のレビュー記事がこちら。
→もうめちゃくちゃ!泥地獄と化した2021パリ~ルーベの結果と感想
その大会で優勝したのがソンニ・コルブレリ。そして4位がジャンニ・モスコン。モスコンは上述のようにこの2021年パリ〜ルーベでの力強さを来年に再現したいと語っている。
ただプロトンのレベルが上がっているため、数年前と同じ結果を出そうとしても以前と比べて110%のパワーが必要だと話す。1割多くパワーを出さなければならない。そうしないと昔はついていけた集団でもついていけないという事態が生じるようだ。
そして今年の走りについては理想的な走りができたと満足している。特にツール・ド・フランスでの走りはすばらしいものだったと自賛する。来年に向けてあともう少し改善の余地があると話すが、思ったような走りができていなかった2022〜2023年からの復活の感触を得たようだ。