ついにLotto Dstnyからマキシム・ファン・ヒルスとの契約解除が発表

今月になって突如、所属チームLotto Dstnyに対して契約解除を申し出たマキシム・ファン・ヒルス。そこから両者の話し合いが続けられていたが、ついにLotto Dstny側がその契約解除に同意し、両者が袂を分かつことが正式に発表された。次のX投稿を見てほしい。

これでUCIの承認を経てついにマキシム・ファン・ヒルスは移籍の自由を得ることとなった。

ファン・ヒルスは2018年に当時のLotto-SoudalのU23チーム（当時はクラブチーム）に所属して以来、これまで7年間ずっと同じチームで走り続けていた。

今年のファン・ヒルスは、

• ストラーデ・ビアンケ3位
• ミラノ～サンレモ7位
• フレッシュ・ワロンヌ3位
• リエージュ4位

とシーズン前半のクラシック戦線ですばらしい成績を残していた。そしてその春にチームとの契約を更新したばかりだった。それだけにLotto Dstny側としても残念だろう。そして逆にその今春の好成績が他チームからの関心を強めてしまったのだろう。

若きエース格の選手を奪われるLotto Dstny側としてはたまったものではないのかもしれないが、高額の契約途中解除の違約金のようなものがチーム側に支払われるのならば、来年からDstnyがスポンサーからいなくなり財政不安のチームにとってはプラスになる面もあるのかもしれない。

→ロット・デスティニーの危機と財政難について

このような選手の引き抜きが多くなると、まるでサッカー界の選手争奪ビジネスに近くなっていく感じがする。

なおマキシム・ファン・ヒルスの移籍先だが、先日の記事「マキシム・ファン・ヒルス争奪戦はアスタナとレッドブルの戦いか？」で紹介したようにアスタナとレッドブルが有力視されている。