ジロ主催者「ポガチャルは来年のジロに出場しないだろう」
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タデイ・ポガチャルの2025年シーズンのレース予定については、過日の記事「ポガチャルの2025のレース予定の一部が明らかに」で春のクラシックシーズンを中心した情報を伝えたが、そのときもツール・ド・フランス出場は確実であるものの、ジロ・デ・イタリアについては不明だった。
だが今回そんな来年のジロについて主催者側のボスが、ポガチャルの出場はなさそうだという発言をしたとのこと。
今年のジロ・デ・イタリアで初めてジロデビューとなったポガチャルだが総合優勝。総合2位のダニエル・マルティネス(Red Bull-BORA-hansgrohe)に10分近くの大差をつけて圧勝劇だった。加えて山岳賞位も獲得し、さらにはステージ優勝も計6回(第2、第7、第8、第15、第16、第20ステージ)。やりたい放題やっての総合優勝だった。
ジロでこれだけ圧勝したのは史上初か?(1973年のジロではエディ・メルクスもステージ優勝6回で総合優勝しているが、総合2位との差は7分42秒だった)
そんなポガチャルの2025ジロ・デ・イタリア出場について、大会主催者側のレースディレクターであるMauro Vegniは、「まだポガチャルの来年度の予定は100%確実というわけではないし、ジロのコースも完全に公開されているわけではない。おそらくジロの大会プレゼンテーション(来年1月13日)後すぐにジロに出場するかどうかの決定がくだされるだろう」としつつ、
“I think it is unlikely that he will return this year, but we will see what his final decision will be.”
訳「自分としては、ポガチャルが来年もジロに出るというのはなさそうだと考えている。でも実際に彼の決断がどうなるかしばし待ちたい」
このように語り、大会側としては出場して欲しいものの、やはり来年についてはその可能性は低いと考えているようだ。