キンタナが来年ジロとブエルタに出場を明言

34歳のコロンビア村長ナイロ・キンタナ。2022年ツール・ド・フランスでのトラマドール使用事件で所属していたArkéa-Samsicから追われ、2023年は所属チームが見つからず無所属で活動。そして2024年に古巣のMovistarに拾われてワールドツアーレーシングに復帰。今年はジロとブエルタに出場した。

そんなキンタナだが2025年も今年とちょっと似たレーススケジュールとなるようだ。

情報源：Nairo Quintana takes on Giro d’Italia and Vuelta a España in 10th Movistar season

キンタナはスペインメディアASに対して2025年の大まかなレース予定を話した。それによると、シーズン前半はチームの地元スペインを中心して走るとのこと。特にシーズンインの初戦はチャレンジ・マヨルカ。その後はクラシカ・デ・アルメリア、そしてイタリアのティレーノ～アドリアティコ、続いてスペインのボルタ・ア・カタルーニャに出場するようだ。そして前半戦最大の目標であるジロ・デ・イタリアへ。

そのジロでは自由な役割を任されるようで、特定の誰かエースをアシストするということはなさそうだ。よって大会を通して積極的に逃げる場面が増えるかもしれない。

そしてシーズン後半最大のゴールはブエルタ・ア・エスパーニャ。そのブエルタではジロとは異なり、チームエースであるエンリク・マスをアシストする役割にまわると語る。

キンタナは続けて、今年までチームに入る新戦力であるパブロ・カストリーリョについて来年のツール・ド・フランスでステージ優勝を狙う走りを見せてくれるのではないかとも話す。

カストリーリョは今年までスペインのProTeamであるエキッポ・ケルン・ファルマで走っていた23歳のスペイン人。みんなも覚えているだろうが、今年のブエルタ・ア・エスパーニャの第12ステージと第15ステージで優勝し大活躍した選手だ。

→モビスターがパブロ・カストリーリョとの契約を正式発表

ということは、ツール・ド・フランスには村長はでないものの、エンリク・マスとパブロ・カストリーリョが出場することはほぼ確定ということか。

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